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附属医学情報センター

医学情報センターは、昭和56年の附属病院開院時に自主開発による我が国初の総合医療情報システム(IMIS: Integrated Medical Information System)を稼働させて以来、附属病院業務の改善に大きく貢献してきました。IMISはその後の我が国におけるモデルケースとなり、他大学や病院における医療情報システムの広範な普及の発端となりました。 この功績により日本科学技術連盟による昭和58年度の"石川賞"を受賞し、昭和60年には文部省令による医学部附属医学情報セン夕一となり今日に至っています。 このIMISは平成14年に全面更新され、我が国の医学界をリードする新IMISとして電子力ルテシステムや医療工程管理システムとなりました。IMISには、開院以来日々の診療に伴って発生するさまざまなデータがすべて蓄積され、この世界的にも例を見ない36年以上に渡る貴重なデー夕はさまざまな研究に活用されています。 また、医学情報センターは情報教育に積極的に取り組み続けており、現在では情報処理オリエンテーション、情報処理、応用数理科学、医学情報・医療統計学、医療情報を担当しています。

研究室紹介

医学情報センターでは、最先端のIT技術を駆使することのできる医師・看護師を育成することを目標に教育を行ってきましたが、さらに最近では、医療データからエビデンスを得、それを実際の医療に活かすことのできる人材の育成にも力を入れています。1年次には集中的に情報処理教育を行って、パソコンを利用した情報処理技術やインターネットの活用を習熟し、医学部キャンパス内の豊富な情報資産を十分に活用できるようにしています。例えば情報処理実習室には100台を超えるパーソナルコンピュータが設置され、講義のない時には学生に開放されています。また、各学生はノート型パソコンを所有することにより学内に用意された無線ネットワークを十分に活用することができます。医学科3年次生では医療や医学に直結した医療情報学について学習させるという方針をとっています。具体的には、医学科1年次生に対して「情報処理オリエンテーション」「情報処理」「医学情報・医療統計学」を、医学科3年次生に対して「医療情報学」を担当しています。また医学科2年次〜4年次生の履修する先端医療学コースや大学院における教育に関しては、「メディカルデータマイニング」と「病態推移予測」という研究テーマで指導にあたっており、研究に必要なコンピュータハードウェア、ソフトウェアについても十分な研究環境が提供されています。

医学情報センターでの研究は、情報科学やコンピュータを応用することによって医学や医療の発展に貢献することを目的として行われています。(詳細は、研究紹介・医学情報センターホームページを参照下さい。

研究内容

医学情報センターでの研究活動は、情報科学やコンピュータを応用することによって医学や医療の発展に貢献できことを目的として、以下のような目標を定め行っています。

1.病院情報システムの開発とその評価
現在、多くの病院では、診察室から各部門への様々な依頼や各部門から診察室への結果の報告など院内で発生する様々な情報の伝達や処理に、病院情報システム と呼ばれる大規模なコンピュータシステムが使用されています。この病院情報システムが病院業務の効率化のためだけではなく、医療の質そのものを向上させるシステムとして役立つためにはどのようなシステムであるべきか、また限られた医療資源の中で効率化と質の向上を両立させるシステムとしてはどうあるべきかなどにつき研究を行い、実際の病院情報システムに反映できるようなシステムの実現を目指します。

2.病歴データベースの利用
IMISには開院以来約33万人の医療情報が蓄積されており、その貴重なデータを予防医学などのために有効に活用することがIMIS開発の目的の一つでもあります。そのための専用のデータベース(データウェアハウス)も整備され、情報を活用して新しい医学や医療に貢献する研究や、データに基づく新しい医学教育も推進しています。
例えば、個人の過去から現在までのHbA1cの値とHDLの値から今後のHbA1cの値を確率の形で予測する方法の開発や、全血球検査の結果に含れる膨大な情報を使って様々な病気の早期発見を行う方法の開発、病名と検査の関係を網羅的に解析した結果の知識ベース化と医学教育への応用といった成果を得ています。

3.地域医療支援システムの開発
コンピュータネットワークを利用した地域医療機関に対する支援方法の研究も行っています。特に今後は、予想される南海大地震に備え、大規模災害時には通信インフラが途絶した状況下でも自律的に必要な医療が継続できる機能も備えた、平常時も災害時も活用できるような地域医療支援ネットワークシステムの構築を目指します。

スタッフ紹介

附属医学情報センター

センター長・教授:奥原 義保 〈研究者総覧へ〉
准教授:畠山 豊 〈研究者総覧へ〉
講 師:渡部 輝明 〈研究者総覧へ〉
助 教:中島 典昭 〈研究者総覧へ〉
助 教:永田 桂太郎 〈研究者総覧へ〉

附属医学情報センター

附属医学情報センター
http://www.kochi-ms.ac.jp/~ct_cmis/
TEL:088-880-2212
Fax:088-880-2214