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微生物学

研究室紹介

微生物学講座は、ヒトに感染症・腫瘍を起こす各種微生物の性状とその病原性発現機序を解明することを主な研究・教育の対象としている。学部学生への講義では、将来臨床医として備えるべき知識習得と実践対応に主眼を置く。確立された概念とともに最新の専門情報について解説・討論し、感染の成立・発症に至る過程での微生物学側・宿主側要因の分析を通して「感染症学」の今後に残された課題を洞察する能力を身につけることを目指している。また実習では主要病原細菌の生物学的特徴を観察し、それに基づく細菌の分離同定、PCRを用いたウイルスの検出などを学生自ら実施することにより、これからの医師に必要不可欠な感染症診断技術に触れる機会を提供している。大学院生に対しては研究基礎技術の修練と討論を行ないながら質の高い研究の早期完遂を目指す。

研究内容

微生物学講座は、ヒト腫瘍ウイルスの発癌機構および病態の解明を主要研究テーマとしている。また感染症分野の研究にとどまらず、腫瘍学・血液学の研究も幅広く行なっている。病原微生物学、腫瘍学(特に腫瘍ウイルス学、血液腫瘍学)を学んでみたい諸君の参加を期待している。

【ウイルスと発癌】
ヒトの癌全体の約15%はウイルスが原因となっている。Epstein-Barrウイルス(EBV)による種々の悪性リンパ腫や胃癌、ヒトT細胞白血病ウイルスI型(HTLV-I)による成人T細胞白血病(ATL)、C型肝炎ウイルス(HCV)による肝癌、ヒトパピローマウイルス(HPV)による子宮頸癌・中咽頭癌などはその代表である。さらに2008年にはヒトに癌を惹起する第7番目の腫瘍ウイルスとしてメルケル細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)が報告された。当分野では、主にEBV、HPV、MCPyV発癌機序・病態解明について、基礎・臨床の両面から研究を行っている。
腫瘍ウイルスはいずれも持続感染し、感染後長い年月を経て、細胞遺伝子異常との共同作用の結果として癌を発症せしめる。ウイルスという外因要因を基盤に発症するいわゆる「感染癌」において、ウイルス側因子が宿主細胞の癌化を促進する分子機構の解析を行っている。

【バクテリオファージの研究】
近年、病原細菌の多剤耐性化が進行している。従来の抗菌薬に依存しない治療法の可能性の一つに、細菌に感染し破壊するウイルスであるバクテリオファージを利用する「バクテリオファージ療法」がある。当分野では、バクテリオファージの基礎的研究を行っている。

スタッフ紹介

教 授:大畑 雅典 〈研究者総覧へ〉
准教授:松﨑 茂展 〈研究者総覧へ〉
助 教:樋口 智紀 〈研究者総覧へ〉
助 教:橋田 裕美子 〈研究者総覧へ〉
高知大学医学部 微生物学

高知大学医学部 微生物学
http://www.kochi-ms.ac.jp/~ff_mcrbi/

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