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外科学「外科2」

研究室紹介

教育理念
『外科』は、人類の歴史とともに歩んできました。有史以前から、食糧を得るための狩猟や部族間、国家間の争いで外傷を負った仲間を救うために止血などの外科手技が始まったと考えられます。以来、現代の医療レベルに達するまでのほとんどの時間は感染や治療における痛みとの闘いでした。
しかし、それらが克服されるにつれ、命を脅かす悪性腫瘍や心不全などの原因に対する治療が次第に進化し、摘出、吻合、植え込みなどのさまざまな外科手技や治療の際に必要となる手術器械が開発されました。さらに一歩進んだ外科として、このような治療によって失われた機能を取り戻すための外科、さらに生活の質をより高めるための手術なども行われるようになりました。
同時に医学の多くの領域で診断、治療のレベルが上がり、人々は以前に比べて格段に長生きができるようになりましたが、その結果、外科治療は従来以上に高齢の患者さんや他の疾患をなんとか克服したものの外界からの侵襲に対する抵抗力が必ずしも十分とはいえない患者さんに対しても可能なかぎり適用されるようになってきました。従来の方法をそのまま踏襲していたのでは当然限界がありますが、それを克服しようと、より低侵襲の治療が生み出され、手術前後、手術中の管理や戦略にもより確実性、安全性が求められ、後遺症を残さずより機能の高い結果が期待されるようになりました。
我々の教室でも、このような要請に応えるべく臨床の現場では最新の知識や技術を用いて診療を行うかたわら、さらに一歩先を見すえた研究を行ってきました。主なターゲットは、悪性新生物と高齢者に多い心血管系の疾患です。目標としているのは、未解決のテーマに対して、各研究者が既知のデータにとらわれることなく全く新しい観点、アプローチで自由に発想し、問題点を見出し解決する問題解決能力を身につけることです。この能力は臨床現場でも最も必要とされる能力であり、我々の教室はacademic surgeonの育成を目標にして研究に邁進しています。

研究内容

研究における目標は世界に発信する優れた臨床研究です。研究テーマは臨床での疑問点・問題点を基礎的研究にて発展・展開させ、将来的には必ず臨床の場にフィードバックされることが必須条件となっています。言い換えれば、臨床が見えてくるトランスレーショナルリサーチを目指しています。

1)心臓血管手術時や形成外科の術中評価に関する研究

  • 冠動脈グラフト評価
  • 腸管虚血の評価
  • 末梢動脈バイパスの評価
  • 筋皮弁の血流評価
  • 心内遺残空気に関する基礎的検討

2)心臓、肺手術における酸化ストレスに関する研究

3)悪性腫瘍に対する抗癌剤感受性の評価

4)心臓外科、呼吸器外科における最小侵襲治療の開発

  • 3Dエコーガイド下心臓手術の開発
  • 新しいコンセプトの人工弁開発
  • 早期肺癌治療時の腫瘍部位同定法の開発
  • 早期肺癌に対する熱工学的治療の開発

5)新たな治療用デバイスの開発

  • 心筋保護液注入用カテーテルの開発
  • 新しい手術用ロボットの開発
  • Projection mappingによるイメージガイド外科手術法の開発

スタッフ紹介

外科学(外科2)

教 授:渡橋 和政 〈研究者総覧へ〉
准教授:西森 秀明 〈研究者総覧へ〉
助 教:福冨 敬 〈研究者総覧へ〉
助 教:弘瀬 伸行 〈研究者総覧へ〉
助 教:山本 正樹 〈研究者総覧へ〉

外科(心臓血管外科、呼吸器外科、形成外科)

部門長・講師:穴山 貴嗣 〈研究者総覧へ〉
部門長・講師:栗山 元根 〈研究者総覧へ〉
助 教:岡田 浩晋 〈研究者総覧へ〉
助 教:廣橋 健太郎 〈研究者総覧へ〉
特任助教:木原 一樹 
特任助教:矢野 晶子 

手術部

助教:吉田 行貴 〈研究者総覧へ〉 
高知大学医学部 外科学 外科2

高知大学医学部 外科学「外科2」
http://www.kochi-ms.ac.jp/~fm_srgr2/

TEL:088-880-2375
FAX:088-880-2376