ホーム > お知らせ(2013年度) >第53回日本臨床化学会 四国支部優秀演題賞受賞

お知らせ(2013年度)

附属病院検査部所属の西田愛恵さん(総合人間自然科学研究科博士課程3年)が
日本臨床化学会において四国支部優秀演題賞を受賞しました

 平成25年8月30日~9月1日に開催された53回日本臨床化学会において、附属病院検査部臨床検査技師の西田愛恵さん(総合人間自然科学研究科博士課程3年)が日本臨床化学会 学会賞 四国支部優秀演題賞を受賞し、演題発表を行いました。西田さんは、医学部附属病院検査部で臨床検査技師として勤務しながら博士課程で研究を進めており、この賞は各支部で最も優れた内容の研究を行った若手研究者に授与される大変名誉ある賞です。

 今回受賞した「Chlorazol Black E 染色標本から抽出したDNAを用いたG.intestinalisのgenotyping」の講演では、我々がこれまでに報告しているクロラゾール・ブラックE(CBE)染色標本から抽出したDNAを用いたPCRおよびシーケンシングにより原虫の同定およびジェノタイピングが可能であること(Acta parasitol 2013)を利用し、長期保存標本におけるG.intestinalisのジェノタイピングの研究結果について発表しました。
 国内におけるG.intestinalisの感染の多くは輸入感染症として認識されていますが、海外渡航歴を有する患者さんは少なく国内で感染したものと考えられました。また、水系感染による集団発生事例が先進諸国で報告されていますが、国内においては水系感染の報告はないこと、さらに今回の検討で検出されたのはすべて人獣共通寄生性の遺伝子型であり、ヒトのみに見られるgenotype AIIの症例は認めなかったことから、国内でのG.intestinalisの感染において、人獣共通寄生性をもつ遺伝子型の直接あるいは間接的な関与が示唆されました。