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 お知らせ

 平成22年度高知信用金庫・高知安心友の会


  学術賞授与式及び受賞講演会開催(11/1)

 高知大学医学部では、高知信用金庫及び高知安心友の会から医学研究に対して助成をいただいています。この助成金を基金として、高知大学医学部(高知医科大学時代を含む。)において基礎・臨床の各分野で学術研究上顕著な成果をあげた研究者に対し、学術賞を授与しています。
 受賞対象者は、高知大学医学部の准教授、講師、助教、大学院生、医員及び外国人研究生となっており、本年度はこれらの対象者から8人の応募がありました。選考の結果、次の3名に学術賞を授与することが決定され、授与式及び受賞講演会を平成22年11月1日(月)に医学部臨床講義棟にて執り行いました。


 循環制御学  准教授  柿沼 由彦 AChの多様な新規生理学的機能の同定と細胞内ACh産生系の細胞エネルギー代謝調節機構の解明
 眼科学  助 教  角  環 眼免疫疾患とくに重症アレルギー性結膜疾患発症に関与する細胞集団と分子
 歯科口腔外科学  助 教  笹部 衣里 口腔扁平上皮癌における活性酸素によるHIF-1αの発現制御機構


   ○平成22年度高知信用金庫・高知安心友の会学術賞受賞者を囲んで

     左から、高知信用金庫福長理事、難波監事、
         角助教、笹部助教、柿沼准教授、脇口医学部長


○循環制御学の柿沼准教授が受賞された研究の概要は、
 これまでの循環器疾患病態と新治療戦略への応用的理論を探る中で、古典的とされた神経伝達物質AChの新規生理学的機能、すなわち虚血耐性獲得機構・抗不整脈機構・細胞生存シグナル賦活化機構・血管新生促進機構を明らかにし、既存の治療的手段に加えてACh関連の治療的可能性について報告し、心筋細胞は独自でACh産生システムを保有することをはじめて見出し(non-central & non-neuronal cholinergic system)、さらに興味深い基盤的な細胞生理学的機能を発見した。生体内には古典的AChの役割とは別に独立した細胞内ACh産生系が存在し、組織および細胞特異的機能を担うことが初めて示唆されたことについて研究しているものです。


○眼科学の角助教(学内講師)が受賞された研究の概要は、
 アレルギー性結膜疾患(AC)の重症型は、結膜乳頭増殖と角膜障害を認め、これらの組織障害には好酸球が関与している。また、ACは抗原特異的な疾患であるが、好酸球は抗原認識能を持たない。我々はこれまでにマウス実験的ACモデルを用い、重症アレルギー性結膜疾患の発症に抗原特異的CD4陽性T細胞(Th2細胞)が重要であることを証明した。しかし、in vivoにおいて、Th2細胞が単独で存在することはありえない。そこで本研究では、AC発症にCD4/CD25陽性制御性T細胞やnatural killer T細胞、共刺激分子がどのようなメカニズムで関与しているかを明らかにしたことについて研究しているものです。


○歯科口腔外科学の笹部助教が受賞された研究の概要は、
 低酸素環境下にあるがん組織では、がん細胞は低酸素誘導因子(HIF-1α)を介してその環境に適応して生き延びるだけではなく、抗がん剤や放射線に対する抵抗性を獲得することが知られている。抗がん剤や放射線は活性酸素を介してがん細胞を死滅させることが知られているが、一方では治療抵抗性に関わるHIF-1αの発現をも誘導する。したがって、これらの治療効果をさらに高めるためには、活性酸素によるHIF-1α発現誘導の機序を明らかにする必要がある。そこで、口腔がんにおいて、HIF-1αの発現誘導の機序、抗がん剤および放射線に対する感受性におけるHIF-1αの関わりについて研究しているものです。




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