心臓血管領域に特化した
上質な先進医療

ごあいさつ

心臓血管外科 教授
三浦 友二郎
Yujiro Miura, M.D.
 この度、令和元年十一月一日付けをもちまして、高知大学医学部心臓血管外科学講座の教授に就任致しました三浦 友二郎と申します。当講座ホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

 私どもは主に成人の心臓・大血管を専門領域とし、さらに腹部大動脈から末梢血管、静脈系疾患まで幅広く診療を行なっております。 県内唯一の「特定機能病院」として、高度先進医療を行うことに加え、地域の皆さまへ平等な医療をすみずみまで届けるべく、「患者ファースト」のポリシーで柔軟かつきめ細やかなテーラーメード医療を意識し、日々たゆまぬ努力を続けております。 心臓や大動脈など血管の病気が突然見つかったとき、とてつもない不安にさられることと思います。
 弁膜症や大動脈疾患など幅広くセカンドオピニオン外来も行なっておりますので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

 また県内唯一「医学部をもつ大学」として若手心臓血管外科医の育成するという重責を担っており、手術治療や外来などの臨床業務と同様、高知の地域医療と将来の日本を背負って立つ若手心臓血管外科医の育成は重要なミッションです。我々は外科医ですので常に手術治療を上手に効率よく行うための教育プログラムを意識しております。手術が上手になるためには観て覚えるのが一番ですが、それをより確実に短期間で行えるよう多くの症例を経験してもらうことの他に、手術ビデオカンファレンスを中心とした手術手技勉強会を定期的に開催し、研修医や専攻医の教育に本気で取り組んでおります。
 心拍動下冠動脈バイパス手術訓練装置やブタの心臓を用いた手術トレーニングなどのOff the job training (手術室外での練習)はもとより、多くの症例を経験できるチャンスを掴むため、国内留学やドイツやアメリカなど日本より遥かに多くの症例を経験できる海外留学を全力でバックアップいたします。

 現在少数精鋭で運営中ですので、たくさんのチャンスが溢れています。
 多くのチャンスを是非高知で掴んでください。
2020/02/23放送『おらんくの大学病院』より(画像提供 テレビ高知)

診療案内

心臓血管領域(弁膜症、冠動脈疾患、大動脈と末梢血管)に特化した先進治療を継続し、優秀でプロフェッショナリズムにあふれたハートチームスタッフと共に、病に悩む患者さんが元気な時と同様の機能と生活の質を回復できるようハートチーム医療を行っています。緊急で治療が必要な病気が多いため、24時間緊急手術にスタッフが常に対応できる「断らない医療」を実践し、ひとりでも多くの患者さんのお役に立てれば我々にとってもこの上ない喜びです。
集中治療室カンファレンス
心臓や大動脈治療後は集中治療室(ICU)に入室し、集中治療科によって管理されます。毎朝行われる集中治療カンファレンスでは、集中治療科、心臓血管外科、看護師、理学療法士、管理栄養士、臨床工学士らが参加し多職種カンファレンスを行なっています。心臓血管外科医は多くのスタッフに支えられ、手術に集中できる体制が整っています。
  • 診療の特徴と方針

    高知県は全国有数の超高齢社会です。増え続けるハイリスクな患者さんを安全に手術し、なおかつその効果を継続し、元気に長生きしてもらうために必要なのは患者さんのための最適な方法を柔軟に選択することであると考えています。
    医学の進歩と共に、ますます複雑化する病気に細やかに対応するテーラーメード医療が脚光を浴びているのと同様で、すなわちこれこそ「患者ファースト」の姿勢だと信じています。外科治療だけで治すことにこだわらず、内科的治療とのハイブリッド治療も常に選択肢に入れ、超高齢化社会でも安全に医療を提供できる体制を構築し実践します。
  • 高度・特殊医療

    弁膜症に対する手術では、僧帽弁・三尖弁のみならず若年患者さんの大動脈弁に対しても人工弁置換術を回避するべく弁形成術を積極的に行っています。また、胸部大動脈瘤では、高齢者が多く侵襲が大きくならざるを得ない単独外科手術だけでなく、ステントグラフトを組み合わせたハイブリッド治療により手術侵襲の低減と早期回復を図っています。
    腹部大動脈瘤ではステントグラフト治療を標準治療とし、それが困難な症例に外科手術を行う方針としています。
  • 先進機器・特徴的機器または検査等

    現在稼働しているハイブリッド手術室を使用した内科・外科共同ハイブリッド治療のうち、特にカテーテル弁膜症治療(TVT:Transcatheter Valvular Therapy)の導入に向けた準備を進めています。
    また、心臓血管外科専門医、循環器専門医、超音波専門医、認定超音波検査士からなる循環器弁膜症チームによる術前3D経食道エコーと4DCT(東芝社製AquilionONE 320列MDCT)とを組み合わせにて、詳細な弁形態評価をおこない手術成績向上と診断技術の改良を常に目指しています。なお、当院ではGE社製Vivid E95等の最新のハイエンド超音波装置での検査をおこなっています。虚血性心筋症では、必要に応じて核医学検査および心臓MRI[Philips社製 Ingenia 3.0テスラ]による心筋虚血、心筋バイアビリティー(生存心筋)や心臓形態の評価を冠動脈バイパス術および左室形成術の手術前に施行しております。
    術前に重症心不全であった場合は、早期から心不全チームによる介入を行い、心臓専門の理学療法士とともに心肺運動負荷検査(CPX)による運動耐容能を評価したうえで、適切なリハビリを行い、1日も早い社会復帰を目指します。

外来担当医表

 
午前 手術 三浦 友二郎
(教授)

三石 淳之
手術 三浦 友二郎
(教授)

三石 淳之
手術
午後 手術 休診 手術 休診 手術

スタッフ紹介

  • 三浦教授の写真
    心臓血管外科 教授
    三浦 友二郎
    Yujiro Miura
    • 経 歴
      • 2001年
        横浜市立大学卒業
      • 2001年
        三井記念病院 外科・心臓血管外科レジデント
      • 2007年
        静岡市立静岡病院 心臓血管外科 医師
      • 2012年
        ドイツ ザールランド大学病院 胸部・心臓血管外科 クリニカルフェロー
      • 2016年
        静岡市立静岡病院 心臓血管外科 医長
      • 2019年
        高知大学医学部附属病院 心臓血管外科
    • 資 格
      ドイツ連邦共和国 医師免許
      心臓血管外科修練指導医・専門医、循環器専門医、外科専門医ほか
  • 三石先生の似顔絵
    心臓血管外科 特任助教
    三石 淳之
    Atsuyuki Mitsuishi
    • 出身大学
      新潟大学
    • 経 歴
      大原記念倉敷病院にて初期研修、2017年より聖路加国際病院心臓血管外科勤務。
    • 自己紹介
      今回、心臓血管外科に赴任して参りました三石です。働かせていただくのはこちらの病院で三ヶ所目となります。
      大学病院での勤務は初めてであり、かつ新たな土地での挑戦となります。皆様方に親しみをもっていただけますよう努めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 弘瀬先生の似顔絵
    心臓血管外科 非常勤医師
    弘瀬 伸行
    Nobuyuki Hirose
    • 出身大学
      高知大学
    • 資 格
      心臓血管外科専門医、外科専門医、胸部ステントグラフト指導医、腹部ステントグラフト指導医、日本心臓血管外科学会国際会員

入局案内

 当科の手術は、成人の心臓大血管、腹部大動脈・末梢血管までと多岐にわたり、三浦教授着任後は単独冠動脈バイパス術では95%以上がオフポンプ手術、 弁膜症では形成術が可能な患者様は僧帽弁だけでなく大動脈弁も形成術を視野に入れた一つ上の治療を目指し、さらに大動脈基部の症例では積極的に自己弁温存基部手術を行っています。
 また集中治療部や麻酔科、循環器内科との連携が強く、術後の患者さんはICUでは集中治療部、病棟では循環器内科のサポートのもと心臓外科医が最大限手術に集中できる体制を構築し、長時間労働回避の観点からも質の高い短時間の手術を意識することで、患者様はもとより医師のQOLの向上も図っています。
 また同時に、女性外科医にも分け隔てなく実力発揮いただく機会を設け、男女問わず希望者に対し経験症例の多い病院への国内留学や質も量も高い欧米施設への臨床留学も奨励しています。
 暖かくおおらかな県民性の高知県で、温暖な黒潮の潮流に触れながら、地域にあった最先端の低侵襲心臓血管外科治療を共に作り上げませんか。

お問い合わせ

高知大学医学部 心臓血管外科学講座
〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮
TEL:088-880-2375
 

FAX:088-880-2376
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