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挨拶CONCEPT

教授挨拶

 高知大学医学部微生物学講座には1976年に開学にされた旧高知医科大学時代の初代教授の田中 修二名誉教授、1999年に2代目教授の今井 章介先生、そして2009年5月から3代目教授として大畑 雅典が高知大学医学部血液・呼吸器内科学講座から赴任しました。
 本講座の重要な使命は「研究」と「教育」です。その取り組みを簡単に紹介します。

研究

 微生物感染は発癌にも密接に関与します。本邦における死亡原因の一番は悪性新生物(がん)であることは周知の通りです。ただ、その悪性腫瘍全体のおよそ20%〜25% はウイルスや細菌などの微生物が起因となっていることに驚かれる方も多いでしょう。微生物感染による慢性炎症が悪性腫瘍を惹起することが知られています。本講座では、これら微生物関連腫瘍(感染癌)の研究を主に行っています。 すなわち、感染症学分野と腫瘍学分野の双方を融合させた感染症・癌研究を推進し、異なる分野の研究者が集まって、一つの研究が遂行できる、いわゆる「分野を超えた学問」が必要だと考えます。感染症研究者と腫瘍学研究者の交流を深め、これら研究者からなる学際的な共同研究ユニットの構築を目指したいと思います。
  私が赴任した2009年以降、ウイルスではEpstein-Barrウイルス(EBウイルス)、メルケル細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)の研究成果が国際医学誌に数多く掲載されました。特に新規腫瘍ウイルスで現在世界的に注目を浴びているMCPyVの研究はわが国トップクラスの研究成果にまで発展しました。ご協力いただきました諸先生方には厚く御礼申し上げます。
  さらに臨床医学と基礎医学を融合させた「ウイルスと造血器腫瘍」の研究もこれまで同様に推進させ、「血液腫瘍学」の分野でも成果を残しています。
 研究に取り組む姿勢として、「ON」と「OFF」をはっきりさせることが重要だと考えています。「やる時はやる、遊ぶ時は遊ぶ。」そして「楽しく、かつスピーディー」をモットーに高知発の研究を世界に発信していきたいと思います。机上の理論だけを語るより、とにかく何かをやってみよう!「意味をなさない実験データはない」のですから。

教育

学部教育

 教育に関する本講座の基本指針は、将来の臨床医として備えるべき「実践的な感染症学の教育」です。微生物学はウイルス・細菌など病原微生物の感染様式や病因的役割を追求する学問であると同時に、臨床における感染症学の基礎科学としての性質を持っています。基礎医学の領域にとどまらず、臨床医学に密接に関係している学問であり、微生物学≒感染症学と考え、常に疾患を前提とした微生物学の講義を行います。
 リサーチコースの医学生を積極的に受け入れ、早い学年から「基礎医学と臨床医学の両側面」から腫瘍学、ウイルス学、感染症学、血液学などの知識と研究手技が学べるように対処します。

大学院教育

 近年、大学院に入学しても標準修業年限内(博士課程は4年、修士課程は2年)で修了できないケースが増えてきています。本講座では大学院進学後、「休学」を余儀なくされることなく、修業年限内で学位が習得できるように教員一丸となって研究を推進させていきます。
  微生物学・感染症学や腫瘍学の研究に取り組んでみたい方、出身学部は本学医学部に限らず、他大学・他学部出身者を大歓迎します。気軽にご連絡下さい。

    
 

高知大学 医学部 微生物学講座
大畑 雅典
 

高知大学医学部微生物学講座

〒783-8505
高知県南国市岡豊町小蓮

TEL 088-880-2323
FAX 088-880-2324