研修医についてはこれまでよりも研修期間が短くなることを考慮して、まずスムーズに研修のスタートがきれるようにビデオ映像を使用して麻酔準備、薬剤管理、モニター・医療機器管理、様々な医療手技の説明を行い、手技に関しては可能なかぎりシミュレーターを用いたトレーニングを行った後に担当患者の麻酔管理に従事することとしています。
ビデオ映像、シミュレーターは必要なときに反復して使用することが可能であり、また、手技については現時点で標準的な方法を行うことで担当する上級医によって研修医が混乱しないように配慮しています。
モーニングカンファレンス、抄読会を行うことで麻酔の基本的な知識から最新の研究まで幅広く知見が得られます。また、定期的に行われるセミナーや学会等にも積極的に参加してもらい充実した研修ができるようにサポート体制も整っています。
初期研修医の先生方は現在、1カ月から研修期間を選択することが可能で、希望に応じて期間を延長することができます。十分に基本手技を取得するためには2カ月以上の研修期間をとられることをお勧めしますが、研修開始前に個々の先生の希望を聞いた上で、充実した研修が送れるようにしています。集中治療室や緩和ケアを中心として研修も選択することができます。
しかし、これらの領域は麻酔科学の知識、手技が土台として非常に重要となります。そこで、原則として当院および関連病院で3カ月以上、麻酔科研修を選択された方を対象とさせていただいています。以下に基本プログラムを示しますが、希望に応じて変更することも可能です。興味のある方は是非、当講座までお問い合わせください。
麻酔の奥深さを感じました…
研修医:小倉 丈二
最初は麻酔の導入、維持、覚醒のどれをとっても疑問点ばかりでしたが、日にちがたつにつれてだんだんと理解できるようになっていき、それと同時に麻酔科の楽しさを感じることもできたと思います。
また、いろいろな症例についたり、いろいろな麻酔科医の先生のもとで麻酔をかけることによって、麻酔の方法にもいろいろなパターンがあることを知り、麻酔の奥の深さを感じました。1人の患者さんと術前診察、手術日、術後診察と3日間接することができ、麻酔に関してのことだけでなく患者さんとの接し方などを学ぶ機会を多く持てたことも良かったと思います。麻酔科の先生方の温かいご指導のおかげで3ヶ月間充実した研修を行うことができました。
学んだことを活かしていきたい…
研修医:三浦 悠作
私は、初めてローテートする科が麻酔科ということもあり、最初は慣れないこと、分からないことだらけで、毎日、右往左往していました。しかし、麻酔科の先生方が優しくて丁寧に指導して下さったおかげで、麻酔の手技だけでなく、麻酔の考え方なども学ぶことができました。また、麻酔科では土日がしっかりと休むことができ、平日の仕事を高い意欲をもって取り組むことができました。
これからは麻酔科で学んだことを、今後の自分に活かしていきたいと思います。
貴重な経験でした…
研修医:藤本枝里
4月から研修医として働き始め、3ヶ月が経ちました。白衣に袖を通したものの右も左も分からなかったのが、”先生”と呼ばれることにもようやく慣れてきたこの頃です。この3ヶ月で約100症例もの手術の麻酔を担当しました。麻酔科では鎮痛・鎮静・筋弛緩のいわゆる麻酔の3要素と呼ばれるものに加えて、主にヒトが生きる上で必要不可欠な呼吸・循環をコントロールします。バイタルサインを通しての少しの変化に気付いたり、薬に対する反応を直接追うことができます。
また、じっくり時間をかけて考えてから行動にうつすことよりも、瞬時に判断し次の段階に踏み出すことの方が多いので、フットワークのよさが身に付きました。医師としての基本の手技となる静脈ラインの確保だけでなく、動脈ラインの確保や気管挿管を習得できたことも貴重な経験でした。
3ヶ月の研修を終えて、最初に麻酔科を選んで本当に良かったと思っています。今後の研修でもこの3ヶ月で学んだことを活かし、新たなことにも取り組んでいきたいと思います。
学会参加での1コマ





