ご挨拶

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ご挨拶

高知大学麻酔科学講座 教授 横山 正尚 写真

私の最大の使命は、
この高知の地に素晴らしい人材を集め、
育て、そして残すことです。
大学病院とは最良の医師を育成する
教育の場でなければなりません。

高知大学 麻酔科学講座 教授
横山 正尚

平成21年5月より高知大学麻酔科学講座に3代目教授として赴任いたしました。高知はもともと高校卒業まで過ごした故郷ですし、岡山大学卒業2年後に当時の高知医大附属病院の開院と同時に一度目のUターンを致しました。留学を含め10年間、高知医大に籍を置いた後、再び岡山大学の方で教育・研究・臨床に携わりこのほど二度目の故郷へのUターンとなりました。

私の最大の使命は、この高知の地に素晴らしい人材を集め、育て、そして残すことです。まず、大学病院とは最良の医師を育成する教育の場でなければなりません。教育を担当するスタッフの充実こそが大学の価値を決めます。臨床においては、個々の患者が最良の医療を受けられるように、医療技術・知識を修得する限りない努力が必要です。そして、大学の特権とも言うべき高度な研究は、人類に貢献する使命をうけた挑戦と位置づけます。

麻酔科学は、手術麻酔を含んだ術前・術中・術後の周術期管理を中心とする分野であることは申すまでもありません。麻酔科医は、その周術期管理をプロフェッショナルな面から追究し、集中治療および救急医療、あるいは疼痛治療および緩和医療におけるチーム医療の中心として、今や病院機能の中心をなす専門医集団となりました。さらに、安全・危機管理部門および医療経済面に関しても、麻酔科医の数および質は今後の診療形態を大きく左右します。

高齢者の手術の増加、救急医療現場の混乱、そして緩和医療の必要性と社会環境はこれまでにない大きな変化を迎えています。このような時代、まさに麻酔科医は社会から必要とされる専門医となっています。日本において、麻酔科学が診療科として独立してからまだ50年程ですが、今こそ麻酔科学の新しい時代と感じています。

多くの土佐人の憧れは、坂本竜馬ですが、その竜馬は世界に目を向けていました。中濱万次郎もまた、土佐が生んだ世界人です。二人の共通点は大きな夢を見続けたことと、限りない努力です。太平洋に抱かれたこの地で、新しい時代の息吹を感じながら、故郷・高知で働けることに感謝いたし、麻酔科学の発展、そして地元医療、さらに人類に貢献できるよう、精一杯の努力を教室員とともに続けていく覚悟です。

平成21年6月14日 横山正尚

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