高知大学医学部 内分泌代謝・腎臓内科 第二内科

 

■専門分野

 内分泌疾患では甲状腺、下垂体・副腎、副甲状腺などの機能異常症および腫瘍の診断、治療を行っています。甲状腺疾患は比較的頻度が高く、日常診療でも見る機会の多い疾患であり、市中病院から紹介されてくる症例も多数あります。副甲状腺疾患は血中カルシウム値測定が普及してきたこともあり、発見される機会が増えています。また下垂体・副腎疾患も、最近脳ドックや健診などで発見される偶発腫瘍の症例が増加しており、その中にはホルモン産生腫瘍も含まれているため精査が必要です。内分泌疾患の診断・治療には専門的な知識や技術を必要としますが、私どものグループは全国の専門医と連携しながら最先端の診療を行っています。

 高血圧をきたす原因の大半は本態性高血圧ですが、中には内分泌疾患による二次性高血圧の症例も見られます。近年、原発性アルドステロン症の頻度は従来考えられていたよりも高く、高血圧全体の 5〜10% になるとの報告もあります。
当科では本態性高血圧および内分泌性高血圧の診断、治療を行っています。

 近年グルメブームや運動不足を背景として肥満者は著明に増加しています。肥満をもとに糖尿病、高血圧、脂質代謝異常などをきたして、虚血性心疾患を生じることは大きな問題であり、最近新たにメタボリック症候群という概念も提唱されました。当科では平成16年4月より肥満症患者を対象に肥満外来および肥満教育入院による減量指導を行っており、成果を上げています。

 当科で研修することにより、内分泌疾患のみならず、肥満や生活習慣病全般にわたり学ぶことができます。また研修の過程で、内分泌代謝専門医、甲状腺専門医、糖尿病専門医 などの取得が可能です。

■対象疾患

  • 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍 など)
  • 下垂体疾患(クッシング病、先端巨大症、プロラクチノーマ、
          下垂体機能低下症、尿崩症 など)
  • 副腎疾患(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫 など)
  • 副甲状腺疾患(副甲状腺機能亢進症 など)
  • 高血圧
  • 肥満症

■主な検査

  • ホルモン検査、画像検査
    内分泌疾患は同じ疾患でも個々の症例で表現型が異なる場合も多く、適切な内分泌負荷試験や画像検査、症例によっては静脈サンプリング検査などを行う必要があります。専門医の指導により、診断に至る過程についての考え方を学 ぶことができます。
  • 甲状腺細胞診検査
    甲状腺腫瘍の精査で当科に紹介される症例は多く、甲状腺癌診断のために細胞診検査を行っています。細胞診の方法や細胞診の適応となる症例の選別について学ぶことができます。
  • 遺伝子検査
    遺伝性内分泌疾患(MENなど)では遺伝子検査により診断が確定される場合があり、必要な症例では倫理委員会の承認を経て遺伝子検査を行っています。
  • ポリソムノグラフィー
    睡眠時無呼吸症候群は肥満症患者に合併する頻度が高く、これが疑われる方には耳鼻咽喉科と共同でポリソムノグラフィー検査を実施しています。

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