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募集案内

指定医・専門医等 精神保健指定医、精神科専門医
研修期間 3年
教 授  
准教授 下寺 信次
医局長 上村 直人
医局電話 088−880−2359
医局FAX 088−880−2360
メール im28@kochi-u.ac.jp
お問い合わせ先 医局長まで



1)精神科の特徴

精神科は脳という臓器の疾患を扱う科ですが、脳は体中の臓器のコントロールをしているため、病状は複雑になりがちです。複雑な脳の働きにはまだまだ未解明な部分が多く、また精神疾患患者の行動の理解が時に困難なことがあり、そのため社会的な差別を受けてきました。しかしながら、最近の脳科学の著しい進歩とともに、精神疾患の治療がエビデンスに基づいて行われるようになり、精神科治療学は飛躍的な進歩をとげています。
脳は環境の変化に対応するため、生涯にわたって発達・変化をとげる臓器です。そのため脆弱性が生じやすく、小児から高齢者までが治療の対象となります。主要な疾患としては、広汎性発達障害、うつ病、不安障害、統合失調症、認知症などがあげられます。これらの生涯有病率は合計で60%程度となり、その他ストレス障害・依存症なども含めると70%を超える計算になります。近年は精神科に受診しやすい環境になり、受診者が年々増加しています。また緩和ケアなど新しい領域の拡充にともない、精神科医の需要が増加しています。治療方法は薬物療法とともに心理社会的療法が行われますので、研修医時代にしっかりトレーニングをうけ、治療技術の研鑽をはかることをおすすめします。



2)当大学精神科キャリア・パスの特徴

精神科医として必要な資格は、まず国家資格である精神保健指定医で、5年間の医師歴(精神科医歴3年)で受験資格ができます。また日本精神神経学会での精神科専門医や指導医の取得も重要です。また、専門別では日本児童青年精神医学会、日本老年精神医学会などの認定医も取得できます。入局後5年程度で必要な資格取得が可能になるよう、入局後の指導や研修病院を考慮します。



3)精神科医としての進路について

 入局後は後期研修を行いますが、精神科医としての資質を確保するために大学病院等で研修をおこないます。この間に精神保健指定医などの取得のために必要な症例を確保しながら、各種精神疾患の診断や検査・治療について学習します。同時に学術的な素養を身につけ、研究発表の技術や学術論文の書き方について指導を受けます。1〜2年大学病院で研修をしたのち、教育関連病院でさらに実践的な研修を受けることになります。合計3年程度で精神保健指定医と精神科専門医受験に必要な経験を積むことできます。その後さらに専門性を目指した進路をとることができます。主な専門性は児童思春期精神医学、老年精神医学、緩和ケア・精神腫瘍学などがあります。この場合には大学病院の他、専門性の高い施設で研修をすることもあり、おおむね2〜3年を要します。
 大学での研究は、精神医学分野の臨床研究や疫学研究など幅広く行われています。学位取得のためには大学院への進学をおすすめします。また専門性にあわせた国内・国外の留学も実績があり、視野を広げるためにもおおいに制度を活用していただきたいと思います。




募集案内

研修期間 新医師臨床研修(2年)終了後3年目〜5年目まで
但し2年目の選択期間(最長8ヶ月)を含ませることも可能で、より充実した研修ができる。
研修目標

精神科医療において優れた診断と治療の能力を持ち、コメディカルらとのチーム医療を主導できることを研修目標とする。
また地域の社会資源を効果的に活用できる精神科専門医師を目指す。また自己研鑽に励み、高い理論性をもって専門家として成長し続ける基盤作りを目指す。
より具体的には精神保健指定医(厚生労働省認定)と精神科専門医(日本精神神経学会認定)の資格を獲得することを目標とする。

研修の場と
指導体制
卒後研修は大学病院と認定研修施設である関連病院で行う。各施設では精神保健指定医や、精神科認定医などの指導医を中心に指導体制を組む。
定員 10人程度
研修の場と期間 3年目(2年目から開始したときは2年目と3年目)は大学病院で、上記プログラムを研修する。
4年目と5年目は関連病院で残りのプログラムを含めて行う。
研修過程

大学における研修では、主として病棟主治医として入院患者の診断と治療を担当する。
その場合、精神科経験5年以上の上級医師と担当主治医を共有しながら精神科研修をすすめる。
さらに病棟医長が研修のスーパービジョンを行う。
なお専門医取得のため退院サマリーの作成を必須とする。
外来研修では、上級医師の外来診察の陪席や上級医師のスーパービジョンのもとに入院で受け持った患者の治療を担当する。

知識学習として通年制の卒後研修セミナーを受講する。

勤務条件 大学病院における勤務規定による。
関連病院では常勤医師として、週5日勤務とする。
プログラムの評価

日本精神神経学会が発行する研修手帳に基づく。

(参考)
・老年精神医学会専門医;専門医申請可能のための症例経験は、上記プログラム期間中に可能である。
・児童青年精神医学会認定医;専門医申請のための症例経験は、子どものこころ診療部での研修施行により可能である。