久しぶりに巻頭の言葉を変更しました。
西暦2000年5月16日、高知医科大学に赴任しました。今からその当時のことを振り返ってみますと、私自身も、大学も、そしてこの高知ですら随分様変わりしました。今も信念を持って教室改革を突き進んでいることには変わりがありませんが、私自身も随分物分かりが良くなってきたように思います。この点に関しては、ひとそれぞれの評価があり一定していませんが、、、。2004年4月には、大学名も高知医科大学から国立大学法人高知大学へと変更になり、名称のみならず組織的にも大変革されてきました。新しい高知の観光名所である牧野植物園、ヤシィパーク、あるいはモネの庭は全て2000年前後に新設あるいは改築されたものです。本当に高知が誇れる素晴らしい名所です。私は、五台山の山頂にある牧野植物園からの高知市街の景色には幾度訪れても本当に感銘を受けます。2008年2月26日には、高知産の杉を潤沢に使った大屋根で覆われた新しいJR高知駅が完成しました。皆で力を合わせて、新しい名所になるように周辺整備をして行きたいものです。2008年4月には、片側2車線の高知道が全面開通します。19ものトンネルが続きますが、景色の良い素晴らしい高速道路です。また大阪、東京には、飛行機にて1時間前後でひとっ飛びです。最後の清流四万十川などの素晴らしい自然のある高知、近年、最先端の医療設備を整えつつある高知大学医学部附属病院にて、診療、教育そして研究に邁進してみませんか。きてみーや、高知へ!
我が脳神経外科学教室は、初期臨床研修を充実させると共に、昨年度より後期臨床研修としてチーフレジデント制を導入し、日本脳神経外科学会の専門医を養成しています。PET/CT、3T-MRIの整備と共に、ニューロナビゲーションシステム、ビデオ脳波や神経機能検査装置の導入により、四国地域におけるてんかん外科治療センターを目指すと共に、他大学工学部との共同研究によるBrain
Machine Interface (BMI)を利用することで脳卒中患者の機能回復に努力しています。悪性脳腫瘍に対する遺伝子治療や神経再生医療の充実のためにPhDをスタッフに加え、基礎研究の充実に腐心すると共に、修士や博士課程の教育に一層努力しています。一方、14Tの大容量DICOMサーバーを中核とした脳神経外科専用LANを院内に構築し、CT、MRI、PET/CT、DSA、SPECTなどの各種モダリティからのデジタルデータを自動保存し、KGT画像合成プログラム、GEワークステーションやiPLANを用いた3D表示画像や手術シミュレーション画像の作像に努め、経験の浅い脳神経外科(専門)医の技能向上のための体制作りも確立しています。また、この脳神経外科専用LANシステムと地域中核病院を専用回線で結ぶことで、脳卒中や脳神経外科領域の遠隔医療にも貢献しています。3年前より民間の地域検診センターと協力し脳ドック検診を充実させており、現在では年間3000例を超える脳ドック検診を行い、脳神経疾患の発見と予防に努めると共に、今年度から実施されるメタボリックシンドローム検診にも大いに貢献すると自負しています。
大阪大学学友会会誌Vol.27 (2007年)
Doctor's Magazine 48巻11号 (2003年)
脳神経外科29巻8号 (2001年)
Mobile & Solution Vol.5 (2001年)
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