高知大学医学部 脳神経外科学

高知大学医学部脳神経外科学教室
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研究紹介

グルタミン酸神経細胞

図1.脳内亜鉛によるミクログリアの活性化経路の解析。

哺乳類の脳内亜鉛の一部は、神経伝達物質として機能しますが、その過剰な細胞外分泌は神経細胞死を惹起してしまいます。我々は、この亜鉛が脳内免疫担当細胞であるミクログリアの活性化因子としての役割も担っていることを見出し、その細胞内活性化経路も詳細に解明してきました。現在、亜鉛によって活性化されたミクログリアの役割について解析を進めています。
(J Neurosci 2008;  Glia 2011;  BioMedサーカス.com 2012)




図2.頭部外傷による軸索損傷と高次脳機能障害に対する治療薬の探索。

頭部外傷による軸索損傷ならびにその後の高次脳機能障害は、有効な治療法が存在しておらず、さらに社会復帰を著しく困難にする要因であることから医学的のみならず社会的にも大きな問題として認識されています。我々は脳梗塞の治療薬であるエダラボンが頭部外傷後に産生される活性酸素を消去することにより軸索損傷と高次脳機能障害を抑制することを明らかにしました。現在、その他の頭部外傷による後遺症の発症メカニズムについて解析を進めています。
(Brain Res 2013)