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リハビリテーション部研究グループ

 リハビリテーション部のスタッフは、現在、医師は谷俊一部長含め3名、理学療法士9名、作業療法士5名、言語聴覚士5名で構成されている。
 開院当時の理学療法士2名の時代にも、種々の工夫を行い、リハビリを行ってきたが、Man Powerの充実が図られた現在、それに見合うだけのしっかりとした対応が求められている。そこでわれわれは、大学の中期目標と連動して、大きな目標を掲げた。 【先端医療の確立と研究成果の医療現場へのフィードバックを充実するとともに,パートナーシップに基づく地域医療を実践する】である。 これまで日々、実践的試みを行ってきた。 ここに具体的な研究成果を披露したい。

(1)運動機器の開発

 ①歩行訓練機の共同開発
  高知工科大学との共同研究により、これまでインテリジェント歩行器(図1)や全方向型の歩行器(図2)が開発された。

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これら機器を要支援の方々に検証し、有用性を実証した。

②乗馬ロボットの共同研究開発
  松下電工との共同研究で、皆様の知るところとなった。

(2)介護支援機器の開発

 ①トイレ移乗介助器(クルットポン)(図3)
 トイレ動作時に回転動作を伴うため、自分一人で移乗動作が出来ない方が多く。回転盤の上に立ってトイレ動作をさせるものである。現在Bedに展開しつつある。

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図3:平行棒の着いた回転盤が回る
左:1号機手動 右:2号機電動

 ②歩行支援機の開発
  吊り上げ式の歩行器は作成済みで、現在安全性・耐久性の検証中である。

(3)地域の介護予防・地域支援事業への取組み


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①佐賀町健診(上図)
 永野先生を中心に、(地域の子供達が、地域の高齢者を健診する:子供達の情操教育と高齢者の健診率向上を目指した)3世代ふれあい健診を行っている。
孫がおばあちゃんの動脈硬化の状態を確かめている。

②室戸市 と いの町健診

(4)ロコモとメタボ対策

 ①室戸市・いの町水中運動指導

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図5:室戸市シレスト運動指導



 ②リアルタイム積分筋電計の製作と運用法の開発

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図6:リアルタイム積分筋電計

これらを用いて、運動訓練の指標作りを行い、また心拍数と運動との関係を評価し、メタボ予防の訓練指標作りに取り組んでいる。



(5)IT通信を用いた遠隔指導

①広域支援センターの対応
②室戸市の介護支援事業

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図7:遠隔指導(IT通信にて)



リアルタイムに、画像を通して遠隔地の方々に訓練指導が行える。
これらの研究は、以下の外部資金獲得で行われてきたものである。 わがリハビリテーション部は、山本博司名誉教授の基に結集し、谷俊一現教授の下に、躍動する集団である。今後は、新進気鋭の永野靖典を中心に、更なる飛躍・飛翔がなされる。
これらの作業が、紡がれ統合され、地域に還元されるとき、高知に「リハビリあり」といっていただこう。


【外部資金】

・厚生労働省精神神経疾患研究:-高齢者の平衡機能改善に関する乗馬シミュレーターの有効性-
・太陽生命ひまわり厚生財団研究費:社会福祉助成事業「映像伝送システムを地域リハビリテーションへ導入」
・高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」:「香北町での介護支援ネットワークシステムの構築」
・三菱財団社会福祉事業助成:「双方向リアルタイム通信及び高精彩動画通信システムの介護保険への導入―在宅医療・介護を支えるリハビリテーションスタッフや家族会に対する遠隔地支援並びに遠隔地教育システムの構築とその充実を図るための研究―」
・太陽生命ひまわり厚生財団研究費:社会福祉助成事業「本山町におけるIT通信を用いた介護予防支援」
・三井住友海上福祉財団研究助成:「山間部に居て介護予防支援事業の恩恵を受けにくい虚弱高齢者に対し、双方向・高精彩リアルタイム通信システムを導入し、遠隔地支援を通して、介護予防事業を可能にすると共に、その効果高めるための研究」 
・ユニベール財団研究助成:「高齢者の生活機能低下の予防と健康維持増進に資する支援技術に関する研究」
・厚生労働科学研究費長寿科学総合研究事業(分担):高齢者における廃用症候群(生活不活発病)の実態調査と生活機能向上のための運動療法の開発 
・独立行政法人科学技術振興機構 シーズ発掘試験研究助成「全方向移動が可能な歩行訓練機の介護予防事業への展開に関する研究」
・独立行政法人科学技術振興機構 シーズ発掘試験研究助成「筋力訓練の指標となる「リアルタイムの積分筋電計」の実用化のための研究」
・第2回旭化成研究助成プログラム(骨粗鬆症QOL研究)「CRPSのADLと疼痛に関するカルシトニンの有効性の研究」
・科学研究費萌芽「リアルタイム積分筋電計の開発とメタボリック症候群への展開」
科学研究費基盤研究B「固定式全方向歩行訓練機の開発と有用性の調査」
・フランスベッド・メディカルホームケア研究・助成財団「Bedの下から回転盤がでて移乗動作を容容易にする機器の開発」


【文責:石田健司】

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