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2015年 高知大学医学部 小児思春期医学教室日記

日本小児腎臓病学会学術集会 第50回記念大会に参加して
(森下祐介:高知県立幡多けんみん病院小児科)

6月17日から19日に神戸で開催されました第50回小児腎臓病学会に参加させていただきました。私は初めての腎臓病学会への参加でした。不勉強で腎疾患に対する知識が少ない私にとっては、抄録を読んだ時点で難解な内容であることを予想していましたが、実際発表を聞いても理解ができないが難しい内容のものが多数ありました。ただ、その中でも私が現在の日々の診療で頭を悩ませている尿路感染症やSLEについての発表もあり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

高知大からは石原正行先生の「排尿異常を合併した色素性乾皮症の1例 」、長尾佳樹先生の「腎生検後に動静脈瘻による間欠的な疼痛、血尿を長期に認め、10 年後に腎細胞癌が発見された 1例」、私の「Hinman症候群による尿閉1例」の発表がありました。両先生の発表は非常に興味深く、聞かれていた方々の反応もよかったのですが、私の発表と言いますといまひとつ聞いてくださった方の興味を引きつけることができず、発表の難しさを改めて痛感いたしました。ただ、私が今回出させていただいた症例は、Hinman症候群などという疾患を全く知らずに昨夏に「尿こらえによる尿閉の1例」として幡多疾患研究会に出させていただいたものでした。当初は「こんな症例を発表していいのか」という不安の中での発表でしたが、そこで藤枝教授のご指導を頂き、症例報告にすべく勉強していく中でHinman症候群という疾患があることを知り、昨年の中四国小児科学会、そして今回の小児腎臓病学会での発表とつがなっていきました。自分の中では驚きの出世魚症例となりまし、何より医局の先輩方が大事にされている「一つ一つの症例にこだわっていく」姿勢を少し体現できたのではないかと思える症例となりました。日々の診療では深く考えずに、こなしてしまうことが多いことも事実ですが、この症例から学んだ一つの症例にこだわる姿勢を日々の診療でも心がけていきたいと思います。 

日本小児腎臓病学会学術集会 第50回記念大会に参加して
(長尾佳樹:国立病院機構高知病院小児科)

6月18日から3日間、神戸で開催された日本小児腎臓病学会学術集会第50回記念大会に参加してまいりました。私自身は、2日目に「腎生検後に動静脈瘻による間欠的な疼痛、血尿を長期に認め、10年後に腎細胞癌が発見された一例」という演題名でポスター発表をさせて頂きました。また、大学から石原先生が「排尿異常を合併した色素性乾皮症の一例」を、幡多けんみん病院から森下先生が「Hinman症候群による尿閉の1例」をポスター発表されました。お二人ともしっかりと質問に応答されていらっしゃいましたが、私は至らぬ点があり、教授の御助力により何とか終えることが出来ました。学会自体は朝8時から夜19時まで、大変勉強になる講演や症例報告が多々あり、臨床から学術的な面まで、非常に良い刺激を受けました。加えて、藤枝教授、石原先生の御厚意により、1日目の夜は金沢の先生方と、2日目の夜は東京女子医科大学の先生方と交流の機会を頂く事が出来ました。私にとって非常に貴重な時間を過ごす事が出来た3日間となりました。