教授あいさつ

高知大学医学部放射線医学講座のホームページをご覧戴き、誠に有難うございます。

患者さんやそのご家族、医療関係者、また、放射線医学の道に進もうという若手医師や初期臨床研修医ならびに学生の皆様に、少しでもお役にたてる情報をお伝えすることができればと念願しております。

高知大学医学部放射線医学講座
教授 附属病院 放射線部長・科長 小川 恭弘

教授挨拶

 近年の科学技術の急速な発達に伴って、放射線医学の領域でも著しい進歩があり、本学においても診断の領域においては、PET-CTや3テスラMRI、また、多列検出器型CT (MDCT)などが設置され、放射線治療の領域においても、平成22年度には、世界最新の高精度リニアック(直線状加速器)の設置が決定しております。  がん対策基本法の施行や、がん診療拠点病院の整備、がんプロフェッショナル養成大学院教育の推進など、国の重要施策としてのがん対策の推進は、放射線医学にとっても、追い風となり、放射線診断医はもちろん、放射線治療医の育成も今、求められております。

 当講座は、放射線診断と放射線治療を包括的に担当しており、常に多くのスタッフを必要としております。現在の在籍医師数は、教官10名ならびに病院助教・医員8名の合計18名ですが、なお数名のスタッフを求めている状況にあります。

 当講座の特徴としましては、附属病院のPETセンターにサイクロトロン付きのPET-CTを2台有しており、その他の最新の放射線診断機器と相俟って、がん患者さんに対する、病態の把握が迅速かつ正確に行えることにあります。放射線治療の面では、現在稼働中のリニアックやマイクロセレクトロンの他に、平成22年度には、世界最新の高精度リニアックの設置が決定しており、放射線治療専門医3名および放射線治療品質管理士も在籍し、医学物理士の育成も推進しており、最高水準の放射線治療を提供できることとなります。

 さらに、当講座の大きな特徴として、我々が独自に開発した酵素標的・増感放射線療法KORTUCがあり、世界的な特許を申請中であるとともに他の大学病院や基幹病院への普及も進行しつつあります。KORTUCにつきましては、このホームページの研究業績の欄にその成果を掲載するとともに、インターネットで、KORTUCを検索して戴くことにより、多くの情報を入手して戴くことができます。

 また、乳がん患者さんに対して、放射線診断・治療はもちろん、全身化学療法、内分泌療法を総合的に行っているのも当科の大きな特徴であり、附属病院には放射線科病床として25床を有しており、乳がんや肺がん、肝臓がんの患者さんに対して放射線科医が主治医として入院・外来診療にあたっております。

 以上の如く、診療面におきましては、全国的にみても大変アクティビティーの高い放射線医学講座であり、多くの若手医師や初期臨床研修医の皆様のご参加をお待ち申し上げますとともに、手術なしでの乳房温存療法を希望される患者さんや種々の放射線抵抗性腫瘍に対する増感放射線療法KORTUCを希望される患者さんのご来院をお待ちしております




理念・方針

【1】患者さんを尊重する医療の実践

患者さんの人権を尊重し、温かさ・思いやり・優しさをもって接します。また、インフォームドコンセントの充実を図り、患者さんが主役の検査・治療を実践します。


【2】専門職としての自覚

専門職としての自覚を持ち、知識・技術の研鑽に励みます。常に、求められる医療に対応できるよう、能力開発に取り組みます。


【3】事故防止の徹底

医療事故ゼロを目指してリスクマネジメントを徹底し、安全・安心・信頼の医療を提供します。また、放射線の安全管理に努め、患者さんと術者の被ばく軽減に取り組みます。


【4】チーム医療への貢献

医療人としての資質の向上を図り、他部門と連携してチーム医療への貢献に努めます。


【5】明るい職場づくりの実践

コミュニケーションの充実を図り、健康に留意して、明るい職場づくりを実践します。