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高知大学医学部外科学(外科2)講座のホームページです。

TEL 088-880-2375 FAX 088-880-2376

〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮 研究棟4階

呼吸器外科Thoracic Surgery

呼吸器外科では胸の病気、肺の病気、気管支の病気、
縦隔の病気に対して専門的な診療を行っています


 高知大学医学部附属病院 呼吸器外科チームでは、患者さん一人ひとりに最適の治療を提供すべく、通常の診療技術の向上と、新しくより良い治療の導入に積極的に取り組んでいます。呼吸器外科では下記のことをお約束します。




 1. 外科手術にこだわることなく、患者さんに最適の治療を提案致しま
 当科では、胸部レントゲンや胸部CT写真で異常を指摘された患者さんの紹介を受けつけています。精密なCT検査やFDG-PET検査などの必要な検査を即座に施行して病状の把握に努め、必要に応じて内科・放射線科専門医の意見を頂きながら、検査・治療方針を検討しています。

 2. 病気の種類や状況について迅速に正しく診断するよう努めます
 ひとたび、ある疾患が疑われた場合には、なるべく正確な診断と病状把握が必要です。当科では、CTガイド下経皮的肺生検や気管支鏡下肺生検、超音波気管支鏡下縦隔リンパ節生検(EBUS-TBNA)など、肺疾患の診断に必要な検査を行っています。

 3. 悪性が疑われる疾患では特に、迅速に治療に結びつくように最善を尽くします
 当科では、"2"で御説明させていだたいた検査を当科でも施行しています。一般には各検査ごとに他の専門科に紹介されますが、早急に診断し迅速に治療が必要なケースでは、検査を呼吸器外科専門医が施行することで、他の専門科の診察曜日の違いから生じる時間の浪費を少なくするように努めています。

 4. 手術では、癌を治療する目的から最善を尽くすとともに、根治性(癌を治す力)を保ちながら、身体に負担をかけない手術を推し進め、より良い手術法の開発に努めます
 たとえば、肺がんに対する手術は全国的に低侵襲化(傷が少なく、身体への負担が少ない事)が進んでいます。当院呼吸器外科では、完全胸腔鏡下肺葉切除術を2013年から導入し、病状が許す限り、なるべく小さい傷で手術を施行するよう低侵襲化に努めています。小さい傷で手術を行うことが可能になった背景には手術道具などの器具・装置の発達があります。今後さらに負担の少なく確実な治療が施行できるよう、新たな手術画像支援技術も開発しています。院内の倫理委員会の承認を得て、低侵襲治療に関する臨床試験を行っており、治療を受けられる患者さん本人や、将来治療を受けられる患者さんにも恩恵のある新しい治療の開発に努めています。

 5. 手術のみならず、内科的な治療についても さらなる向上に努めます
 CD-DST法による抗がん剤感受性試験
を高知大学医学部附属病院全体として運営・施行しています。手術で得られた腫瘍の一部を用いてこの試験を行うことで、後々、抗がん剤による治療が必要になった際には、効果の期待できる薬剤を優先的に使用して治療を始められます。この検査は2011年まで先進医療として施行してまいりましたが、2012年からは通常の保険医療の適応となり、多くの患者さんに施行させていただくことが可能になりました。

 6. 内科・放射線科・検査部など、他科と連携を大切にし、総合力で肺癌の治療成績の向上に努めます
 当科では、内科・放射線科・麻酔科・病理検査部・緩和ケアチームと協力して診療にあたり、定期的に治療法を再検討する会を設けています。内科・外科の枠にとらわれない標準的な治療を提供できるように努めます。

 以上、我々呼吸器外科チームでは、診断・治療技術の向上に より一層積極的に努めていきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年1月1日              高知大学医学部附属病院外科 呼吸器外科部門長
                                穴山 貴嗣






さらに詳しく知りたい方は下記のバナーをクリックしてください

  呼吸器外科 臨床・基礎ラボのページへ






〜以下は通常診療に関する御紹介です〜

呼吸器外科診療について           

呼吸器外科では胸の病気、肺の病気、気管支の病気、縦隔の病気対して専門的な診療を行っています。外来では胸部の異常陰影に対して胸部CT(当院では高分解能CT断層撮影で非常に微細な病変も検出可能です)・胸部MRI検査・気管支鏡検査等の精密な検査を行っています。
悪性疾患が疑われる場合は、患者さんの状態を的確に判断し、迅速に診断治療を行うことが重要です。当科では迅速に確定診断をつけ、治療に結びつけるように努めております。

呼吸器疾患特に肺癌に対して病状の進行度にあわせて胸腔鏡を使用した低侵襲手術(比較的小さい手術)から拡大根治手術まで対応しております。特に一人一人の患者さんを丁寧に診療する体制をとっています。
呼吸器外科が対象にしている疾患は以下のようなものです。

●肺癌、転移性肺癌
 胸骨正中切開による両側縦隔郭清を中心とした拡大手術から胸腔鏡を併用した低侵襲手術まで進行度にあわせた外科治療が当科の特徴です。
 肺癌のリンパ節転移はリンパ流露の複雑性から患側の縦隔リンパ節のみならず対側縦隔リンパ節に及ぶ頻度が高いため、当科では画像診断、組織型より対側リンパ節転移が疑われる症例に対しては、胸骨正中切開による両側縦隔リンパ節の系統的郭清を行っています。この方法により従来悪いとされている肺癌の予後の改善が得られます。
 また低肺機能患者や合併症を有する患者に対しても胸腔鏡下手術等の低侵襲手術と綿密な術前・術後管理により、術後合併症の頻度を減少させています。
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●縦隔腫瘍
 縦隔腫瘍に対する手術、重症筋無力症に対する胸腺摘出術等を積極的に行っており、良性疾患においては可能な限り手術創を小さくし美容的にも配慮した手術を心掛けています。
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●多汗症
 当科では手掌多汗症の症例も近年増加しており、胸腔鏡下交感神経焼灼術を積極的に施行しています。入院期間も短く、手術創も小さくまた術後の患者の満足度も十分得られています。
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●気胸
 気胸に対しては胸腔鏡手術により術後低侵襲で入院期間の短縮を目指した治療を行っています。
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●肺分画症
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●他の肺疾患
 治療のために診断が必要な肺疾患に対しては、胸腔鏡下の肺生検・肺部分切除などの診断的切除を積極的に行っています。
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呼吸器外科で実施している検査について
肺癌や縦隔腫瘍の心配のある方に対しては肺癌検診を行っています。まず高分解能CTを撮影させていただき、さらに精密検査が必要と判断された場合は、以下の検査を追加検討致します。
気管支鏡検査 直径6mmのファイバー(内視鏡)を気管・気管支に通し肺の中を観察する検査です。主に肺腫瘍の確定診断のために腫瘍の一部を採取(生検)して癌かどうかの診断をおこないます。当科ではこれに気管支内超音波検査も併用し通常は採取困難な気管支外の病変(リンパ節など)の生検も行っています。
経皮的肺生検 肺の病変を超音波、CT等で見ながら身体の外から病変の一部を採取(生検)をし、肺の異常な影の原因について検査します。
胸腔鏡検査 診断困難な肺や胸膜の病変に対して、胸腔鏡を使用して小さな傷で病変を切除や生検を行い、診断や治療を行います。



STAFF                 


穴山 貴嗣 (TAKASHI ANAYAMA
役職:高知大学医学部 講師
   高知大学医学部附属病院 外科呼吸器部門長
高知医科大学卒(平成8年)
医学博士
日本呼吸器外科学会専門医・評議員
日本外科学会専門医
日本外科学会終身認定医
【所属学会】
日本外科学会・日本胸部外科学会・日本呼吸器外科学会・日本癌学会・日本癌治療学会
日本肺癌学会・日本呼吸器内視鏡学会・日本臨床外科学会
【我々、呼吸器外科部門の臨床・基礎研究への取り組みをご紹介します】
【抗癌剤感受性試験に関する一般の方向け紹介ページはこちら】


岡田 浩晋 (HIRONOBU OKADA
役職:助教
高知大学医学部卒(平成15年)
高知大学医学部大学院 修了 医学博士
日本外科学会 専門医


廣橋 健太郎 (KENTARO HIROHASHI
役職: 助教 (2017-4月より復職)
高知医科大学卒(平成17年)
医学博士
日本外科学会 専門医
呼吸器外科専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
【所属学会】
日本外科学会
日本胸部外科学会
日本呼吸器外科学会
日本肺癌学会
日本呼吸器学会
日本呼吸器内視鏡学会



宮崎 涼平 (RYOHEI MIYAZAKI
役職:助教
高知大学医学部卒(平成19年)
日本外科学会 専門医
呼吸器外科専門医
医学博士
国立病院機構山口宇部医療センターに出向中

川本 常喬 (NOBUTAKA KAWAMOTO
役職:医員 大学院生
高知大学医学部卒(平成23年)


山本 麻梨乃 (Marino Yamamoto
役職:医員 大学院生 (2017-4より)
高知大学医学部卒 (平成26年))







高知大学医学部外科2講座
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