ごあいさつChair's Welcome

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血液内科学講座教授 小島研介

2019年6月より血液内科学講座教授を拝命しました小島研介です。私以下6名の医師と秘書でスタートした小さな教室ですが、少数精鋭の仲間が、臨床・教育・研究に創意工夫を凝らし、イノベーターとして “Think Different” の哲学のもと、新しい大学講座のかたちをつくろうとしています。血液学は確かに医師免許を取得した程度の知識で実践することは難しいですし、急激な経過をとり、治療も困難が伴う、臨床的に過酷な症例が多いのも確かです。一方で、全身かつ多岐にわたる病態を総合内科医的な視点から解きほぐし、有効な治療戦略を組み立ててゆく、さらには、医学・医療の進歩を第一線でふれながら、診療上の問題を医学研究にダイレクトに結びつけてゆく科学的臨床医にとっては、もっともやりがいのある分野です。直接に患者診療を通して得た、新たな発見を医学誌に報告したものを症例報告とよびますが、私自身、第一著者もしくは責任著者として PubMed(米国国立医学図書館のデータベース)に掲載された、英文症例報告が 30本以上あります。真の意味で患者に学び、自分がみつけた新たな発見を、未来の医療につなげる経験を数多くすることができるのも、血液内科ならではといえます。

Andreeff主任教授の写真

Andreeff主任教授 (日本招聘の際に)

以前私は、米国の大学施設(Molecular Hematology and Therapy, Department of Leukemia, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, Texas, USA)で准教授として勤務し、造血器腫瘍の分子標的治療について研究しておりました。そこで学んだことは、何をやるか、ではなくて、誰とやるか、がより重要であるということと、多様なバックグラウンドと才能をもつスタッフの存在が、強靱な組織と実績を積み上げる原動力になるということでした。素晴らしい仲間と一緒に道を拓く経験ができたなら、苦しみは半分、楽しみは倍に、そしてきっと、人生は充実したものになります。
MD Anderson Cancer Centerを退職して7年以上になりますが、2013年の帰国とともに MD Anderson Cancer Centerの客員准教授、そして 2020年よりは客員教授として、米国のスタッフともずっと一緒に仕事をしております。世界中に散らばって活躍している仲間たちとの、年一回の同窓会も楽しみです。
米国テキサス州フレデリックスバーグに、ドイツからの開拓者が遺した小学校が、博物館として保存されています。そこにある開拓者の言葉です。
“Arbeit macht das laben suss Faulheit schwact die glieder”
(= Work makes life sweet Laziness stiffens the joints)
Arbeit macht das laben suss Faulheit schwact die gliederの写真
高知大学血液内科は新しい創設期の医局ですから、いろいろな医学バックグラウンドをもった仲間が集まって、派閥も学閥もありません。開拓者たちが、自由闊達(open-minded)でありながらお互いを尊敬(respect)し、切磋琢磨しながら、各々の目指す血液内科医に向かって日々努力しています。

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