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DPCデータによる病院指標

DPCとは

 DPCは診断群分類に基づく急性期入院医療における診療報酬包括支払制度(DPC/PDPS)のことで、日本で独自に開発されたシステムです。病名や治療内容に応じて分類された診断群分類に基づき、入院医療費を計算する方法で、急性期入院医療の評価単位です。

 医療の高度化や高齢者の増加に伴う医療費の増加のなかで、良質な医療を確保しつつ、限られた医療資源、財的資源を有効に活用するために、診療報酬体系の見直しが図られ、DPC(診断群分類)を用いた包括支払制度が導入されました。DPCは、全一般病床の約55%で導入されています。(平成28年4月1日見込み)

「DPC: Diagnosis Procedure Combination 診断群分類」

Diagnosis    :診断
  Procedure   :処置(手術、検査等)
  Combination  :組み合わせ

「PDPS:Per-Diem Payment System 1日当たり包括支払い制度」

Per-Diem       : 1日当たり
  Payment System  : 支払い制度


DPC/PDPS制度は、@DPC分類、ADPC包括評価、BDPCデータの3要素からなります。


@DPC分類(DPCコード)
 実際の傷病と治療内容の組み合わせを統計学的な手法に基づいて分類したもので、わが国の診断群分類は、医師の思考方法に近い形で判断樹を作成していくことを基本的構造としており、2016年では4244分類となっています。

ADPC包括評価
 DPC/PDPSが適用されている病床では、新生児などの一部の患者を省く大部分の入院患者の入院費は、DPC分類で評価され決定されます。1入院ごとに14桁のDPCコードが割り付けられ、診断群分類点数表に基づいて1日当たりの包括支払点数が決められます。約5%の診断群分類は、ばらつきが大きいなどの理由で出来高払いとなっています。
 DPC/PDPS支払の大きな特徴は、病院ごとに設定された係数によって、支払額が異なることです。係数は、医療機関の様々な診療機能や担うべき役割に対するインセンティブにより評価されるものです。

BDPCデータ
 DPC/PDPSの対象病院は「DPC導入の影響評価に関する調査」として、退院患者の病態や実施した医療行為の内容を標準化されたデータ形式で厚生労働省に提出を求められています。このデータのことをDPCデータといいます。