歯科口腔外科のご紹介
概要
- 歯科口腔外科とは
- 口腔内のあらゆる疾患、さらには、唾液腺(顎下腺、舌下腺)、顎骨、顔面、上頚部の内科的・外科的疾患の診断と治療を行っています。
- 歯科口腔外科では次のような疾患を対象にしています
- 歯牙齲蝕(虫歯)、歯周病(歯槽膿漏)、歯牙欠損、叢生(悪い歯並び)、歯性感染症などの歯科的疾患。さらには、舌癌、歯肉癌(歯茎にできる癌)などの口腔内の悪性腫瘍、口腔・顔面領域の良性腫瘍、嚢胞、顎顔面骨骨折、顎変形症、唇顎口蓋裂、顎関節疾患、白板症、扁平苔癬、口腔カンジダ症、ウイルス感染症、口腔乾燥症、舌痛症、味覚異常、三叉神経痛などの疾患を扱っています。
- 歯科口腔外科では次のような症状を扱っています
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- 歯が痛い
- 歯肉が腫れて、血や膿がでる
- 歯がグラグラする
- 抜歯後に血が止まらない、あるいは、痛みが続く
- 顔が腫れた
- 義歯がうまく合わない
- 義歯が当たってできた傷がなかなか治らない
- 歯や顎が折れた
- 口内炎が治らない
- 顎の関節が痛かったり、カクカク音がしたり、口が開きずらい
- 歯並びが悪くて見た目が気になる、あるいは、食物が噛めない
- 口が乾燥する
- 舌が痛む
- 舌や歯茎にしこりができた
- 味がしない、鈍くなった、変な味がする
- インプラント(人工歯根)の治療を受けたい
- 診療体制
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外来
教授以下すべてのスタッフが診療に当たっており、原則として教授の診断・治療方針の決定ののち、担当医が治療を行います。歯科用診察台は8台設置し、1日約50人の診察を行っています。24時間体制をとっており、深夜でも救急処置が可能で、必要であればすぐに隣接診療科と連携が取れる体制になっています。
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入院
歯科口腔外科は2階東病棟にあり、小児科との混合病棟です。専門ベッドは12床ですが、それを超える場合は一般病床を利用することが可能で、長期にわたっての入院待ちはありません。年間の入院患者数は約120例で、手術件数も年間約120例(全身麻酔下;60例、局所麻酔下;60例)です。口腔疾患以外の疾患を有している方は、その専門診療科と協力して診療に当たっております。
- 診療方針
- 口腔全体を1つの単位と考え、治療の最終目標は口腔機能の回復に置いています。さらに、一人一人の患者さんを丁寧に診療する体制をとっており、”病気ではなく、病人を診る”ということを基本理念としています。
- 得意分野
- 歯科口腔外科疾患全てに対応できますが、口腔癌、口腔粘膜疾患、歯性感染症の診断・治療を得意としております。
外来担当一覧
| 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 午前 |
新患日
山本(教授) |
再診日
山本(教授) |
新患日
山田(講師) |
再診日
山田(講師) |
新患日
山本(教授) |
| 午後 | 手術日 | 手術日 |
味覚異常外来 歯周病外来 舌疼痛外来 ドライマウス外来 |
外来手術日 顎関節症外来 インプラント外来 |
歯周病外来 障害者歯科治療外来 歯科矯正外来 |
| 専門 | 名前 | 曜日 |
|---|---|---|
| 日本口腔外科学会認定医・指導医 | 山本哲也 | 月・火・金曜日 |
| 日本口腔外科学会認定医 | 山田朋弘 | 水・木・金曜日 |
| 日本口腔外科学会認定医 | 北村直也 | 月・水・金曜日 |
歯科口腔外科で実施している主な検査は次のようなものです
- 唾液分泌量検査
- 口腔の乾燥状態が認められるときに、10分間に分泌される唾液量を、安静時と酸味刺激時について測定します。これにより、唾液腺の唾液産生能ならびに分泌能を知ることが出来ます。
- 口臭検査
- 機械に息を吹き込み、その中の成分の濃度を測ります。生理的なもの、食べ物、嗜好品によるもの、口のなかの病気、汚れによるものそして全身の病気によるもの等原因を探っていきます。
- 味覚検査
- 味がわかりにくい、本来の味と違る味がする、口のなかに何も入っていないのに変な味がするなど味覚に異常がある場合、4基本味(甘味、塩味、酸味、苦味)を濾紙ディスク法で検査しています。
- 疼痛域値検査
- 舌の痛み(何もしていないのに痛い、食事の際の痛み)に対し、その部位、原因を温度刺激で検査します。
- 口腔内真菌の分離・同定
- 同定:口腔内病変・症状と真菌との関連を調べる目的で行います。綿棒にて病変部を擦過し、その綿棒を真菌だけが増殖する培地で培養し、真菌の有無、同定を行います。
歯科口腔外科で実施している主な治療は次のようなものです
- 口腔癌の治療
- 口腔癌に対し当科では、まず、放射線照射や抗癌剤の投与に加え、免疫療法を行い、それでもなお癌が消失しない場合にのみ手術を行っています。その結果、約70%の患者さんは、手術を受けずに済むか、手術を受けても極く小さな手術で済んでおり、口腔の機能が良く保存されています。つまり、積極的な「化学免疫放射線療法」により、癌細胞の分化、アポトーシスを誘導(癌細胞を死滅)することを試み、良好な治療結果(5年生存率:約70%)を得ています。
- 口腔カンジダ症
- カンジダ菌は、皮膚、消化管、気道に棲息していますが、口腔もカンジダ菌の好む棲息地です。口腔のカンジダ症による臨床症状として、舌の疼痛、味覚異常、口角炎などがあります。簡易培養検査でカンジダ菌の存在を確認し、抗真菌薬の含嗽薬で治療していきます。
高度先進医療・特殊治療
- インプラント義歯
- インプラント(人工歯根)治療に1部健康保険が使える、高度先進医療としてのインプラント義歯の治療を行っています。適応となるのは、歯を喪失した後の顎骨の吸収が著しい人や腫瘍の切除や外傷などで歯や顎骨を喪失した人でありますが、従来は、全額患者さん負担であった手術前のX線検査や血液検査、入院費用、手術後の薬剤費などが健康保険の適用となりました。具体的には、人工物(金属)でできた歯根を顎の骨の中に埋め込んで、それを支台として失われた歯および義歯を作成し、噛み合わせの回復を行う治療です。
