放射線科のご紹介

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概要

放射線科とは
放射線科では、各種画像診断(単純X線、CT、MRI、核医学、血管造影、超音波)と放射線治療およびIVR(低侵襲・血管内治療)を駆使した臨床腫瘍学領域を専門としています。
放射線科では次のような疾患を対象にしています
  • 放射線治療の対象となる悪性腫瘍すべて
  • 放射線治療の対象となる良性疾患(甲状腺機能亢進症など)
  • 乳腺腫瘍専門外来(乳房温存療法)
  • 画像診断による精密検査を要する疾患
  • IVR(インターベンショナルラジオロジー)外来
放射線科では次のような症状を扱っています

画像診断外来

  • 胸部レントゲン写真や腹部超音波などで異常を指摘されたなど。

乳腺外来

  • 検診で乳房に異常を指摘された
  • 乳房やわきの下のしこり、乳頭からの異常分泌を認めたなど。

放射線治療・IVR外来

  • 基本的には院内や連携病院からの紹介によりお受けしております。
  • 癌治療に関する『セカンドオピニオン』もお受けしています。
診療体制
放射線診断、核医学、IVR、放射線治療の4部門からなり、放射線医学の全領域にわたり担当しています。大学病院としての高度先進性と地域病院としての身近さを目指しており、熟練した診療放射線技師とともに診断、核医学、IVR、治療各部門担当の専門医が行っています。
診療方針
QOLの向上をめざして,医師と看護師が一体となり診療に励んでいます。『放射線』と聞くと悪いイメージを持たれる方がおられると思いますが、医療における放射線は患者さんの受益のために使用されており、その量も我々専門家により管理されており心配ありません。検査内容等でご質問のある方はお気軽におたずねください。
得意分野
悪性腫瘍疾患全てに対応できます。特に一人一人の患者さんを丁寧に診療する体制をとっています。

外来担当一覧

曜日別
時間
午前

久保田 敬
[画像診断、胸部・甲状腺疾患]

刈谷真爾
[放射線治療]

小川 恭弘
[乳腺疾患]

久保田 敬

西岡 明人
[放射線治療]

刈谷 真爾
[放射線治療]

小川 恭弘
[乳腺疾患]

            

西岡 明人
[放射線治療]

            

刈谷 真爾

        

田村 泰治
[IVR]

        
午後 休診日 休診日 休診日 休診日 休診日
専門別
専門 名前 曜日
乳腺疾患 小川 恭弘 火・木曜日
乳腺疾患 西岡 明人 木曜日
放射線治療 西岡 明人 水・木曜日
放射線治療 刈谷 真爾 月・水曜日
IVR 田村 泰治 金曜日
画像診断
胸部・甲状腺疾患
久保田 敬 月曜日

放射線科で実施している主な検査は次のようなものです

外来にて行う検査

単純X線写真、胃・大腸等の透視検査、CT検査、核医学検査、血管造影等の放射線を用いた各種の検査をはじめ、MRI検査や超音波検査などの多様な検査を行っています。放射線科の診断部門では専門医が、患者さまの撮影検査の画像や、臨床情報から、病気がどのようなものであるか診断します。更に必要な検査や治療方針について各科の医師にアドバイスや、報告を行っています。造影剤を安全に使用し、副作用発現時には適切に対応するのも当科の業務です。また、画像読影のみならず、超音波やCTなどの診断装置を用いた針生検なども行っています。

平成16年より最新式マルチスライスCTを2台導入しました。熟練した画像再構成専任者(放射線科医)が三次元画像を作製する事により、手術シミュレーション用画像やバーチャルリアリティー画像の提供が可能になりました。

近隣病院のニーズに対応し、的確かつ高品質の画像の提供、及び専門医による診断を行っております。

放射線科で実施している主な治療は次のようなものです

主に放射線治療やIVR(低侵襲・血管内治療)を用いた診療

高度先進医療・特殊治療

酵素標的・増感放射線療法
酵素標的・増感放射線療法の概要
ヨード内用療法
甲状腺は海藻などの食物に含まれるヨードを原料として甲状腺ホルモンを産生しますが、甲状腺からできるいくつかの腫瘍は正常甲状腺と同様にヨードを取り込む性質を持っています。そこで、放射線を出すヨードのアイソトープ(ヨード131)をカプセルで口から飲み、消化管から、吸収されたヨード131を甲状腺腫瘍(組織)に取り込ませて、腫瘍(組織)の中から放射線で治療しよう言うのが放射性ヨード内用療法の原理です。ヨードカプセルの内服後は、特定の治療棟で4日間ほど入院生活することになりますが、部屋には専用のトイレ、風呂、テレビがあります。
乳房温存療法
1989年から開始し、すでに500名を超える患者さんに対して行ってきました。しこりが大きい場合にはあらかじめ制癌剤等で縮小させ、その変化を最新の画像診断で評価し、外科での温存手術を多くの患者さんが受けられるようにしています。温存術後の放射線治療は約3週間と他の施設と比べて短期間(約半分)であり、これに高知大の姉妹校であるカナダ・ブリティッシュ コロンビア方式を採用しています。抗エストロゲン剤や抗癌剤を適切に併用するため、患者さんの生存率は高く、乳癌での5年生存率は、早期癌ではほぼ100%、II期癌では約92%となっています。治療後は5年間、1〜3ヶ月に1回の割合で診察と血液・尿検査を行います。そして年に1度はCTスキャンやMRI、骨シンチグラフィなどによる精密検査を行って癌の転移などがないかしっかりと監視を続けます。
IVR
IVRとはインターベンショナルラジオロジーの略ですが、一般的な日本語訳がなく、そのまま用いられています。たとえば消化管出血の場合には、出血している血管までカテーテル(細い管)を挿入できれば、塞栓物質を注入することにより止血・治療が可能です。全身状態や出血部などを考慮しなければなりませんが、カテーテルや塞栓物質の改良により、喀血や外傷による出血のほか、動脈瘤なども治療可能になっています。塞栓物質のかわりに抗癌剤を注入(局所化学療法)すれば、副作用をある程度おさえて、抗癌治療の効果を増すことも可能で、放射線治療や全身化学療法との併用なども行っています。逆に動脈硬化などの血栓あるいは塞栓で、血管が狭くなった、あるいは閉塞した場合には、専用のカテーテル(あるいはステントと呼ばれる拡張性のある金属)で拡張、再開通させることもできるようになっています。対象部位にもよりますが、かつては手術しか治療法のなかった血管病変でも、血管造影検査と同じ手技を用いて、侵襲性をある程度低くおさえて治療が可能となりました。このように様々な疾患、臓器にIVRを行う機会が増しています。