前のページに戻る

形成外科

受診の流れ

形成外科は、先天性の体表形態異常、腫瘍切除後やケガなどによる組織欠損など、目に見える部位の形や色の変化、組織の欠損などを手術によって治す診療科です。頭からつま先まで、ほぼ全ての身体の形や色の変化が対象になります。微細な変化でも機能障害や心の変化をもたらします。これらを改善することで、より良い日常生活を送っていただくお手伝いをしております。何か気になる点がありましたらご相談ください。

概要

形成外科では次のような疾患の治療を行っています

◎ 再建手術:組織の欠損を補う手術
【乳房の再建】
乳がん術後の変形や欠損に対して、乳房再建を行っています。下腹部の組織を使用した方法(腹直筋皮弁や穿通枝皮弁)、背筋を使用した方法(広背筋皮弁)、インプラントによる方法(2013年7月より一部保険適応になりました)を行っています。既に乳がん手術を行われている患者さんに対する二期的乳房再建や、当院乳腺外科と合同で乳がん手術と同時に再建する一期的乳房再建を行っています。患者さんごとに方法をご説明し、最も適切な方法を選択して治療を行っています。
【頭頸部の再建】
耳鼻咽喉科、歯科口腔外科と協力して頭頸部の癌を切除した際の欠損に対して、主に皮弁移植術という方法で各種の再建を行っています。嚥下(飲み込み)、咀嚼(噛むこと)、表情(顔面神経機能)など、顔や首の持つ機能を回復するとともに、見た目(整容)の改善を施します。
【顔面神経麻痺後の再建】
顔面神経麻痺は様々な原因で発症しますが、不幸にも麻痺が残ってしまった場合には、眼が閉じない、眉毛が下がる、口が下がるなどの後遺症が残ります。これらは手術によって改善できますので、ご相談ください。

◎ まぶた(眼瞼)の手術
【眼瞼下垂症】
加齢やコンタクトレンズの長期使用、花粉症での眼を擦る癖などが原因で、まぶたを持ち上げる筋肉が弱くなり、筋肉の力がまぶたに伝わりにくくなることがあります。視野が遮られて見えにくくなったり、顎を突き出してものを見たり、眉毛を強く持ち上げたりするなどの症状が出ます。また、最近の研究では頭痛、肩こり、自律神経失調症などの原因になり得ることが分かっています。加齢性の眼瞼下垂症では、実際にまぶたが下がっていないため気づいていない方が多く、頭痛や肩こりに悩まされていることが多く見受けられます。おでこに皺が多い方、上まぶたをつまむと肩こりや頭痛が楽になる方は、眼瞼下垂症かもしれません。眼科や形成外科でご相談ください。 また、生まれつきの(先天性)眼瞼下垂症の治療も行っています。
【睫毛内反・外反症、兎眼症】
逆さまつ毛や、逆にまぶたが外側に向くことで結膜が刺激されて涙が止まらないなどの症状のある方の治療を行っています。

◎ ケガや皮膚潰瘍(創傷治癒)
切り傷、擦り傷、やけど、皮膚潰瘍(糖尿病性壊疽、動脈硬化性壊疽など)、床ずれ(褥瘡)などを手術、外用療法などで治療しています。持続陰圧療法(VACシステム®、レナシス®)などの最新の治療も行っています。
【糖尿病性足壊疽、動脈硬化性足壊疽】
内科の医師により糖尿病のコントロールや動脈硬化部位の血管内治療などを行うとともに、必要に応じて心臓血管外科でバイパス手術も行うことで、総合的に足壊疽の治療を行っています。また、高度先進医療として「幹細胞移植」による血管再生療法も行っています。

◎ 顔面骨骨折
鼻、頬、顎などの顔面骨の骨折の治療を行っています。機能や形態を再建します。

◎ 先天奇形
手足の指の奇形、耳の奇形(小耳症、埋没耳、折れ耳、副耳など)、口の奇形(口唇口蓋裂など)、先天性眼瞼下垂症などを治療しています。漏斗胸の治療も行っています。
【漏斗胸手術(Nuss法)】】
胸の中央部分(胸骨)や肋骨の内側(肋軟骨)が成長とともに徐々に凹んでくることで、深部にある心臓や肺を圧迫して心肺機能低下の症状が現れます。幼児期から見られることが多いですが、特に重篤な症状を示すことも少ないため放置されることもあります。しかし、食が細く痩せている、風邪をひきやすい、心肺機能が弱いため運動が苦手など、日常生活に支障を来している方も多く見られます。胸腔鏡補助下でNuss(ナス)法という最新の治療法にて治療を行っています。キズアトもほとんど目立ちません。

◎ 皮膚、軟部組織腫瘍
ホクロ、粉瘤腫、脂漏性角化症などの皮膚良性腫瘍から、基底細胞上皮癌などの皮膚悪性腫瘍・軟部組織悪性腫瘍などを治療しています。病理診断を行い、確実な治療を行っています。

◎ 瘢痕・ケロイド
ケガや手術後のキズアト(瘢痕)やケロイドの治療を行っています。キズアトのツッパリ感(拘縮)も解除できます。胸、肩、恥骨部、耳垂はケロイドの好発部位です。必要に応じて放射線科と連携して電子線治療も行っています。

◎ その他
上記のほかに、腹壁瘢痕ヘルニア、陥入爪・巻き爪、腋臭症(わきが)などの治療も行っています。美容外科診療は行っていません。

◎ レーザー治療(保険適応・保険適応外)については、当院皮膚科のページをご覧ください。

診療方針

形成外科疾患は、直接生命に関わる病気よりも、生活の質(QOL)の向上が目的となる病気が多く、治療方針や治療目標には患者さん自身の考えや生活スタイルがとても重要になります。治療を行う前に十分に説明・相談し、患者さんにとって最も適した治療法を選択できるように努めております。

外来担当一覧

時間
午前 (休診日) 栗山 元根(講師)
吉田 行貴(助教)
矢野 晶子(特任助教)
岩井 奈都子
(医員:予約
午後 (休診日) 栗山 元根
(講師:第2・4午後 予約
岩井 奈都子
(医員:第1・3・5午後 予約

専門別外来一覧表

- 形成外科外来(午前)
リンパ浮腫外来(午前)
乳房再建外来予約のみ
リンパ浮腫外来(午後)
形成外科外来(午前)
リンパ浮腫外来(午前)
形成外科外来(午前)
予約のみ
診療科目一覧に戻る 外科学外科2教室