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集中治療部

o_icu_01集中治療部では、入院患者の約7割を占める手術後の患者さんをはじめ、呼吸・循環不全、敗血症の患者さんなど集中治療を必要とする方に主治医と協力して診療にあたっています。

概要

 当集中治療部は呼吸管理、血液浄化法、栄養管理、リハビリテーションに力を入れ診療を行っています。呼吸管理では、人工呼吸器などの施設整備と共に、呼吸理学療法を積極的に行うことにより呼吸器合併症の軽減に努めています。血液浄化療法は、急性腎不全に対する持続腎代替療法、肝不全、自己免疫疾患に対する血漿交換療法を中心に行っています。近年、集中治療を受けられた患者さんの退院後の生活の質を維持するために、適切な栄養管理とリハビリテーションが重要と考えられており、私たちも集中治療室入室早期から実施しています。

診療体制

 集中治療室は、第二病棟2階にあり11床(12床に増床予定)で運用しています。2015年度の入室患者数は925名となっています。集中治療部では、麻酔科医を中心に集中治療専門医を取得した専門性の高いスタッフが診療にあたっており、各診療科主治医とも密に連携を取りながら診療を進めています。また、患者さん2名に対して少なくとも1名の看護師が対応することで質の高い診療が可能な体制を維持しています。その他、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、歯科医、歯科衛生士などの医療スタッフとも協力の上、患者さんの治療を行っています。

特徴と方針

 集中治療では、呼吸・循環・代謝・栄養・感染管理等を多職種の専門スタッフが一元化して診療に当たることが重要となります。呼吸管理においては、早期に人工呼吸器から離脱することを目的に術前からリハビリテーション部・看護部の協力のもと呼吸リハビリテーションを推進し、また、術後肺炎を予防する目的で歯科口腔外科の指導のもと口腔ケアを充実させています。このように集中治療部では、チーム医療を重視した診療を行い、効率的かつ安全な医療の提供に努めています。臨床工学技士も当直を行っており、数多くの医療機器を有する集中治療室の安全性向上に寄与しています。集中治療室担当薬剤師も現在2名おり、抗生剤の投与設計など、多くの薬剤が安全に効果的に使用できるようにしています。特徴的な治療法としては、周術期血糖管理や内分泌疾患の血糖管理に人工膵臓を用いた管理を行っており、本邦でトップクラスの診療実績を有しています。集中治療部としては、常に最新の医療を提供できる体制を維持することが、地域の大学病院としての使命と考え、日々努力を続けています。


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