高知大学 医学部 看護学科

学科長メッセージ
看護学科長:栗原幸男

先駆的な気風にあふれた高知で、
新しい時代の看護職をめざしましょう!

 本看護学科のある医学部岡豊キャンパスは、四百年前に四国を統一した長宗我部氏の居城があった岡豊山の麓にあります。目の前には土佐日記の作者である紀貫之が千二百年前に船で渡ったと言われる国分川があり、大変歴史深い地です。今は岡豊山に城はなく、城趾からは遠くに太平洋が臨め、春にはたくさんの桜が咲くとてものどかな地ですが、少し歴史の歯車がずれていれば、四国の中心地になっていたかも知れません。

 幕末から明治の始め新しい時代を切り開く多くの人物が出た高知には先駆的な気風があふれていました。その伝統は高知大学にも引き継がれています。医学部附属病院は開設の1981年に日本で初めて、世界的にも先駆的にITを本格導入しました。大学院の看護学専攻では、国立大学で初めて助産師の育成課程を平成23年にスタートさせ、地域社会が必要としている高度な実践力をもつ助産師育成を行っています。

 日本の社会は人口構造が大きく変わり、必要とされるヘルスケアも変わって来ています。今後病院で働く看護師は大幅に減り、在宅医療を支える看護師が多く必要となります。本看護学科では、これに対応するため在宅で患者の容体急変や療養管理等ができるより高い看護実践力のある看護師を育成するカリキュラムを平成24年度から導入しました。

 一方、保健師の需要は人口減少の中で減ることが予想されており、各大学とも保健師育成人数を抑えており、本看護学科でも保健師国家試験受験資格を取得できるカリキュラムを選択できる学生は平成28年度から入学定員の半数に抑えています。また、平成24年度から養護教諭や高校看護科教諭の資格を取得できるカリキュラムを選択した学生には、保健師育成カリキュラムの並列選択を認めず、教諭に求められる能力をより高めるよう指導しています。

 社会の変化と共に、医療技術も日々進歩しています。看護職はその進歩に対応できなければなりません。そのためには常に学び続けることが必要です。また、看護職の大きな使命として人々の「生きる」ことを支えることがあります。人を支えるためには、豊かな人間性と高い倫理観を身に付けなければなりません。そのような努力ができる人を求めています。

 私たち教員は、医療職に不可欠なコミュニケーション力、表現力、協働力、問題解決力を身につけ、高い看護実践力を備えた看護職を社会に送り出したいと願っており、看護職を志す皆様が本看護学科に入学されることを心から待望しています。



医学部看護学科 栗原幸男 平成28年4月1日記

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