高知大学大学院総合自然科学研究科 看護学専攻
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高知大学医学部
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修了者の声
伊東美佳
(高知大学大学院総合人間自然科学研究科看護学専攻修士課程3期生 平成23年度修了生)
自分の中で何かが変わった2年間

 「いいですか、耳を揃えて出してください。耳を揃えて!お願いしますよ!」  
大学院での2年間の学生生活で忘れられない担当教授からのフレーズである。提出期限までに課題の全てが出せず、細切れにメールで送ってくる出来の悪い学生へ指導教授からの懇願のセリフであるが、「状況が分からないと借金取りの言葉と誤解されそうだなあ」と不謹慎にも可笑しくなった。
 大学院での1年目は、夜間の座学を受講しながら並行して担当教授との面接があり修士論文作成を進めていく。教授は忙しい中、課題を提示しながら1〜2ヵ月毎の定期的な面接を行なってくれた。進学のために変えた新しい職場での仕事と、面接に向けての課題には四苦八苦したが、「期日」があることで意志の弱い私も論文の完成に一歩一歩近づいていけた。その面接も2年目になると論文の仕上げに向かって頻回になる。論文作成で煮詰まってくる場面も再々あったが、教授からその時の心情にピッタリ合った歌(ただしちょっと古い)のサビの部分の披露や、「座布団1枚!」と言いたくなるような絶妙な返しがあった。1年目には見たことがなかった教授の姿・・・「千と智尋の神かくし」に出てくる「釜爺」の背後にあるものより格段に多い教授の引き出しに驚かされ、しんどい中でも笑いのある時間であった。また、もう一人の指導者である講師の先生は、まるでマラソンの伴走者のように、時に優しく、時に厳しく、論文の作成と精神面を支えてくださり、遅い時間になっても付き合ってくださった。進学の目的であった統計の理解や研究のプロセスが少しずつわかりかけていく。「知る」こと「分かること」がこんなにも嬉しいことだったのか。それを生まれてきて半世紀も過ぎて感じている切なさで泣けてきたら、「動脈硬化が進むと涙もろくなるらしいね」と息子にからかわれた。

公私にわたり忙しい毎日の中で頑張っている仲間の姿。その道を極めた先生方との語らい。半分あきらめで付き合ってくれる家族。自分の不十分さと向き合う苦しい日々でもあったが、大学院での生活は心にエネルギーをもらえ、自分の中で何かが変わった2年間であった。
栗本けい
(高知大学大学院総合人間自然科学研究科看護学専攻修士課程2期生 平成23年度修了生)
養護教諭になろうと決めて

私は、大学4年の時、養護教諭になろうと決め、他の多くの同級生たちが看護師としての将来を考えている中、教育の勉強を始めました。大学4年間でも教育学の勉強はしていたのですが、いざ自分で学んでいこうとすると、自分の知識のなさを実感しました。養護教諭になるためには、もっと教育のことを知っていく必要があるのではないか、そして看護師・保健師の免許をもった養護教諭として看護ももっと学んでいく必要があるのではないか、と思ったことが大学院への道を選んだきっかけでした。
大学院の看護の講義は全て夜間にありましたので、昼間は朝倉キャンパスで教育学の講義に参加しました。これらの講義は私にとって本当に貴重な時間でした。現役の教員の話が聞ける一方で看護師の話も聞けることや、子どもや社会を捉える視点が看護と教育とでは違うこと等、自分がそれまでに持つことができなかった発想に出会うことができました。
看護研究では、自分の未熟さや甘さを感じる事が何度も何度もありました。それでも最後まで何とかやり続けることができたのは、先生方にその都度、自分の向かうべき方向を示し、励ましていただいたおかげだと思っています。

今後は、大学で学んだことを礎に、学校現場で子どもの健康を守っていける養護教諭となれるよう励んでいきたいと思っています。
和田 庸平
(高知大学大学院総合人間自然科学研究科看護学専攻修士課程3期生 平成23年度修了生)
高知大学大学院に入学して

私は、高知大学大学院に臨床経験を7年ほど経てから入学しました。働く中で感じていた疑問を明らかにしたいと考えての入学でした。実際に入学し、授業に出て学習する過程では、臨床での多くの体験や自らが行っていた自己学習のひとつひとつが意味づけされ統合されていったことに感動を覚えたことが印象に残っています。「自分が働いてきたことはこういう意味があったのか」、「社会のなかでの位置づけはこういうことだったのか」などと自分のこれまでの臨床経験を客観的に見ることができたと感じています。もちろん、新たな知識や学びもたくさんあり、苦手意識が強かった統計についての学びも深まり、今後取り組み続けることになる看護研究に対し自信をもてるようになったことは現在の私の大切な財産になっていると感じています。私は現在大学の教員となる道へ進み、日々学生たちと向き合っていますが、大学院在学中に看護学以外の講義である教育学の授業を選択できたことも良い経験だったと感じています。

 また、学習のみではなく、学部から直接大学院に卒業してきた方、臨床経験を豊富に積んだベテランの方、すでに病院の管理者として働いている方といった様々な社会背景をもった方々と同級生になりディスカッションをしながら学びを深めていったことは自分自身の視野を広げる良い機会になりました。大学院に進学する際にはどうなるだろうかという不安もありましたが、先生方からバックアップを随所でしていただき無事卒業することもできました。今後も出会い続けるだろう看護を学びたいと感じている学生たちに対し高知大学大学院での体験を大切にしながら接していきたいと感じています。