当教室について

教授挨拶

長野 修 高知大学医学部災害救急医療学講座
教授 長野 修 

(Osamu Nagano)


当講座は、2011年10月に開講致しました。2015年4月には3名の救急担当の先生を迎え、救急部が誕生し、この間、異動された先生もありましたが、2016年5月にまた新たに救急部専任の先生を迎えることができました。

阪神大震災、東日本大震災、そして2016年4月には熊本での震災が起こり、今後も日本列島は様々な想定外の災害が起こることが予想されます。また、豪雨災害や火山災害など、いつ何が起きても不思議ではない状況と言えます。 一人一人が、普段から、万が一に備える、必要があることを痛感します。近い将来必ず発生する南海トラフ地震に対しても、日常的に備えることが重要です。 想定される種々の状況に対してシミュレーションを行い、事前に行うべき対策や計画を着実に進める必要があります。大規模な病院避難に対しても、事前計画の検討が急がれます。 南海トラフ地震、特に連動地震では、高知県への外部支援が遅れる可能性や、県外への患者搬送の困難さが想像されます。そのため、医療機関だけでなく県民挙げての総力戦となることが言われており、その具体化が課題です。 当講座としても、これらの喫緊の課題に取り組んでまいります。

大学病院の救急診療に関しましては、免震の新病棟が完成となり、2015年度からは新しい救急外来が稼働しております。病院としても救急部の診療体制が常に検討され、診療の面でも教育の面でも人材の確保が急務です。 2014年、当院は救急科専門医施設として認定を受けました。そして、救急科専門研修プログラムは、2016年9月より募集開始の予定にて現在準備中です。研修内容としましては、麻酔科・集中治療部や総合診療部を始めとした他科での研修や、 県内外の救命救急センターでの研修を組み入れたコース設計となっております。これからも高知県の救急医療を支える人材の育成を全力で行って参ります。