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リーフレット お問い合わせ先 高知大学医学部

医学部長挨拶

医学部長挨拶

  高知大学医学部長
 本家 孝一

 高知大学医学部では、「医学部における教育・研究の推進及び地域医療への貢献等の医学振興に寄与すること」を目的として、平成24年10月に『医学部振興基金』を設立いたしました。皆様方に本基金へのご理解並びにご支援を賜りたく、ご挨拶を申し上げます。
 高知大学医学部の前身である高知医科大学は、「敬天愛人」と「真理探究」を建学の理念として昭和51年に開学しました。高知医科大学は医学科単独で開学しましたが、その後平成10年に看護学科を新設し、医師および看護師を養成する高知県唯一の医育高等教育機関として充実を図ってまいりました。平成15年の旧高知大学との統合により、国立高知大学医学部となり、平成16年の国立大学法人化を経て、平成27年度末までに、医学科では3,155人、看護学科では1,023人の卒業生が医師、看護師等医療人として医療界、医学教育界等で活躍しています。さらに、本学の教授職等の教員となる卒業生も多く、学生教育、研究、診療を支えています。また、大学院ではこれまでに、看護学専攻153人、医科学専攻149人、医学専攻518人の方々が課程を修了し、修士あるいは博士の学位を得て我が国の学術研究の発展に貢献する人材を輩出いたしております。
 高知県は中山間地が多く超高齢化社会の先進県でありながら、医師不足、専門科の偏在などによる地域医療格差が問題となっています。平成16年に導入されました新医師臨床研修制度が卒業生の都会流出に拍車をかけました。高知県の医療体制を崩壊させないためには、なるべく多くの卒業生が高知県内の病院とくに高知大学に残ってもらうことが必要です。そのためには、卒業生がモチベーションをもって気持ち良く働ける職場環境をつくることが重要と思われます。
 そこで、開院以来30年以上が経過して狭隘化や老朽化が目立ってきた附属病院の再開発に着手しました。第1ステージとして平成24年1月に新病棟(第二病棟)の建設に着工し、平成26年11月に完成、平成27年4月から稼働を開始しました。この後も旧病棟(第一病棟)、外来棟、中央診療棟の改修を計画しています。しかし、国は財政難を理由に、国立大学に配分する運営費交付金を年々縮減してきており、国立大学は物的にも人的にも教育環境の改善を図ることは非常に困難な状況にあります。事実、病院再開発の費用の90%は借入金で償還財源は病院収入で賄われています。
 このような状況ですので、念願の医学部交流記念会館(仮称)を、『医学部振興基金』を原資として岡豊キャンパスに建設させていただきたく切にお願い申しあげる次第です。実現いたしますれば、同窓生を中心に、在校生、教職員等、岡豊キャンパスに集う全ての人達のために役立たせていただきます。必ずや、医学部の教育環境の向上、同窓生との交流活発化、地域貢献のさらなる推進に資すると信じています。
 関係各位におかれましては、なにとぞ本振興基金の趣旨にご理解とご賛同をいただき、格別のご支援、ご高配を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

平成28年4月