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学科長メッセージ:(医学科:学部案内)

本学は医療過疎地域の解消という一県一医大構想の基、昭和51年10月1日に高知医科大学として開校しました。昭和53年4月17日に第一回入学式が施行され、平成10年4月の看護学科新設により医学科と看護学科よりなる医科大学となり、その後平成15年10月1日に旧高知大学と統合し、平成16年4月1日より国立大学法人高知大学医学部として今日に至っております。開学以来の卒業生は2,900名を超え、高知県をはじめとして各地で活躍し日本の医療に貢献しております。
医学科での6年間の教育は、教養・基礎科目から始まり、基礎・臨床医学へと進んでいきます。医学は科学として発展し続けており、本学の医学教育の特色としては、平成21年9月に重点的研究活動を行う拠点として開設された先端医療学推進センターがあります。ここでは医学科2~4年生の3年間、先端医療開発研究に参画する先端医療学コースが平成23年度からスタートし、研究に興味を抱く多数学生の参加にて研究成果も認められ、全国学会発表も行われるようになり、益々活気づいてきました。高齢化先進地としての高知県においては、過疎地も含め地域医療への対応が急務であり、そのため県から寄附された家庭医療学講座が、まさに地域医療を科学する講座として学生教育・実習に携わりながら、課題解決に取り組んでおります。さらに今後30年以内に発生すると予想される東南海地震・南海地震に備えた医療体制支援推進目的にて、平成23年11月に災害・救急医療学講座が開講し、災害医療拠点病院としての機能が強化されています。

桜の季節が訪れると、日本全国に存在する桜の名所では、満開に咲き誇こる桜達の姿を愛でに人々が殺到します。そんな中、普段は何の変哲もない里山にも、周囲の緑に混じりながら、一本また一本と桜花色に彩られた木々を見かけます。そのような山中に桜があるなどとは気づかない所、全く人の眼にふれ得ない場所にさえ、桜の名所と同様の開花現象が起こっています。たとえどんな場所にあっても、一年間の準備の後に、桜木は確実に見事な花を咲かせます。

本学は一地方大学医学部であります。教官数に依存するマンパワーおよび設備規模の観点からは、必ずしも恵まれていると言いがたいのですが、全教職員は優れた医師の育成に誠心誠意取り組んでおります。6年間の学生生活において、彼らが日々地道に将来の医師に向けた準備に怠ることなく努力を重ね、本来備わった未来への可能性を見失うことなく、自由な校風の中で若者から大人へと成長できる、そんな環境を提供していきます。学生一人一人との対話を尊重し、時間をかけ丁寧に見守りながら、私たちの夢を語りかけていきたい。そして高知に根を張り、やがて先鋭の若手医師として開花するその時を享受したいと願います。

どこまでも青く晴れ渡った南国の空、南を受けて太平洋に臨む土佐の地で、共に医学を志すstudentsとして前進していきましょう。

医学科長 :降幡 睦夫